

「トビタテ!留学JAPAN」採用学生からおたよりが届きました!
2025.08.07
文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム ダイバーシティコース」第16期派遣留学生に採用された本学学生2名のうちの一人、児童教育学科の増本夏海さんは現在イギリスに滞在しています。
『ドイツはご飯が美味しかった!』
みなさんこんにちは🥰🌈
イギリスに来て2ヶ月が経ち、日本・ドイツ・イギリスの教育を比べながら過ごしています。ドイツで過ごした3ヶ月間は、私の教育観が大きく変わる経験となりました。
ドイツの次は、イギリスのマンチェスターで2ヶ月間過ごしました。マンチェスターの小学校ではたくさん授業をさせてもらいました。授業の内容は、以下の通りです。
・原子爆弾について学び、平和ポスターの作成
・日本の文化について
・アニメや日本語の書き方について
・折り鶴について
・「平和への誓い」について
10~11歳の子どもたちに授業をしました。子どもたちが、日本の文化を尊重して、積極的に関わろうとしてくれることが、何よりも嬉しいことでした。
しかし、原子爆弾の事実を、自分事として捉えてもらうことはとても困難でした。それを実感したのは、最後の授業でのことです。広島の6年生が、毎年「平和への誓い」に向けて作文を書くことを教え、子どもたちにも取り組んでもらいました。その作業中に子供たちは、ずっとお喋りをしていて、とても真剣に取り組んでいるとは言えない状況でした。原子爆弾の歴史の重みを、伝えきることが出来なかったのだと感じました。しかし、だからこそ、私がこの学校に来た意味がありました。先生方は私の活動の意義に共感し、今後も継続して平和学習を行うと話してくれました。私との出会いがひとつの刺激となり、誰かの心に残ったり、数年後この学校に来た児童の考えるきっかけになったりする可能性を、私は作ることが出来たのだと思います。来月からは「Peacemakers」という団体で、子どもたちに原子爆弾の歴史を伝え、平和や戦争について考えていこうと思っています。マンチェスターでの経験を活かし、広島や日本の子どもではなく、イギリスの子どもに伝わるような授業ができるように、これからも頑張ります。』
ドイツ滞在中のようすは以下でご覧ください
https://www.yasuda-u.ac.jp/info/page/japan_4.html |