

文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN新・日本代表プログラム ダイバーシティコース」第16期派遣留学生に採用された本学学生2名のうちの一人、児童教育学科3年生の増本夏海さんが、ケルン(ドイツ)において活動を開始しました。3月から1年間で4カ国をまわり、現地の小学校でインターンシップをします。以下は、増本さんから届いた報告です。
『皆さんこんにちは!私は今、ケルン(ドイツ)にいます!
私が、世界を回って小学校でインターンシップをしようと思った理由は、ただ一つ。それは、「国際的視点を取り入れた、平和教育を構築すること」です。
広島で生まれ育った私は、大学入学と同時に、被爆体験伝承者になるため勉強を始めました。広島でずっと学んできた中で、初めて知ることがあったり、それにより自身の平和観が変化したりしました。その中で、これまで歴史教育として学んできた被害及び加害の事実を、平和教育として学べるようにしたいと考えるようになりました。日本を飛び出して世界の多様な平和観を学び、平和教育を客観的に見ることで、平和教育の在るべき姿を考えたいと思います。
その為に、被害のみでなく加害の歴史を教育に取り入れているドイツで学ぶこと、そして、多様な平和観を知るために、より多くの国の教育現場に携わることが必要だと思い、留学に至りました。
しかし、インターンシップを受け入れていただける学校が本当に少ないこと、また、現在インターンシップ中の学校では平和教育が行われていないことなど、前途多難です。
でも、私は既に日本語の通じない海外にいます。どうにか学ぶしかないですよね!ドイツ語に囲まれながら英語に奮闘中です!
少しでも多くの事を吸収して、日本に帰ります。(最近は「じゃがりこ」が恋しいです。)
それでは、Tschüss!(またね!)』
アウグストゥスブルク宮殿(世界遺産)
現在インターンシップ中の小学校の教室