

タイでの日本語インターンシップ ― スィーパテュム大学での活動
2017.10.10
英語英米文学科では、「日本語教員資格」が取得できます。その資格を取得中の 4年生の新谷 愛さんは、2017年の夏に「海外日本語インターンプログラム」に参加をして、タイの大学で活動をしてきました。充実した時間を過ごして帰国し、その体験についてHPに記事を寄せてくれました。
私は、8月24日〜9月18日までの1ヶ月間、タイのバンコクにあるスィーパテュム大学へ、インターンシップのために行きました。そこでは、日本語教育のteaching assistantとして、日本語の授業を担当しました。
日本の大学や生活、文化など、さまざまのことについてのプレゼテーションを行ったり、実際に授業を担当したりしました。3年生の授業では、アルバイトやホテルの接客で、よく使われるフレーズや、お辞儀の仕方、クレーム対応など、どの場面でどのフレーズを使えばよいのかについて練習しました。お客様役と店員役に分かれ、実践練習もしました。
一度、サトリノンタブリー中等学校にも訪問し、授業でゲームをしました。高校生は元気一杯で、積極的に授業に参加してくれました。特に、ドラえもんの絵描き歌を披露すると、とても喜んでくれました。
休日は、学生にいろんな所に連れて行ってもらいました。アユタヤやチャットチャックなど、たくさんの有名なところに行き、休日も本当に充実していました。
活動をして感じたのは、タイの学生は、授業に大変意欲的ということです。私の話を前のめりになって聞いてくれ、とても大きな声でリピートしてくれたので、教える側も楽しく授業に臨むことができました。一番やりがいを感じた時は、私が授業で扱ったことを、プライベートで使ってもらえた時です。プレゼンテーションで「食べ歩き」を取り上げると、そのクラスの学生と遊んだ時に、「今からここで食べ歩きをするよ。」と言われたり、ホテルの接客で勉強した「少々お待ちください。」を使ってもらえたりした時は、とても感動しました。この1ヶ月で、ほんの一部ではありますが、日本語教師の楽しさや大変さを学ぶことができました。今回、このような機会を与えてくださった先生方や家族には本当に感謝しています。今回のインターンシップで学んだことを活かし、これからも日本語教育に携わっていきます。ありがとうございました。