

「OGと語り合う就職フォーラム 2025」を開催しました!
2025.07.04
英語英米文学科では、毎年、「OGと語り合う就職フォーラム」(以下、「OGフォーラム」と略記)というイベントを開催しています。これは在学生に対するキャリア教育の一環として行っているイベントです。業種や職種、そして勤続年数の観点から人選を行い、卒業後の多様なキャリアパスを示してくれる卒業生を講師としてお招きし、登壇していただきます。
今年度のOGフォーラムの講師を務めてくださったのは、全日本空輸株式会社、株式会社デルタ工業、DHLサプライチェーン株式会社で働く英語英米文学科の卒業生3名です。全員が、それぞれの業務で日常的に英語を使っているため、今回のテーマは「英語で切り開く未来/英語で仕事をする現在」としました。講師には、学生時代の英語学習歴、就職活動、業務中に実際にどのように英語を使っているか、そして今後のキャリアプランまでをお話しいただきました。
講師のお話を聞いて、英語を使う仕事に漠然とした憧れを抱いていた在学生は、より具体的なイメージをつかめたようです。また、これまで英語を使う仕事に就くことを考えていなかった在学生も、英語ができるようになると将来の選択肢が増えるということを自覚したようでした。また、どの講師も、英語ができればそれで十分なのではなく、周囲と協力して仕事をすること、そのためにコミュニケーションを重視すること、そして自分の仕事に責任を持つことを強調されていたことが印象的でした。
以下は、在学生のコメントです。
・「英語を使って仕事をすることはすごく勇気がいるし、ストレスになることもあると思うのですが、(現在でも)日々の英語学習に、大学で使っていた教材を使っているとお聞きして、就職した後も私も参考にさせていただこうと思いました」(4年生)
・「来年、英語を使う仕事を始めるので、先輩の英語学習方法や実際の業務内容を直接知ることができ、とてもためになりました。また、東京で働いていらっしゃる先輩方がいることを知り、わたし自身の将来のキャリア的に、国内外問わず働きたい思いが強くなりました」(4年生)
・「今までは、英語を使う仕事と言えば、客室乗務員や教師などしか頭にありませんでした。しかし、先輩方のお話を聞いて、それ以外にもさまざまな場面で英語を生かせることを知り、漠然とした就職活動が少し具体的になった気がしました。また、学生のうちにしか経験できないことや新しいことにチャレンジしてみるなど、学生生活を充実させることも大切だと思いました」(3年生)
・「先輩方は職種が異なっていても日常的に職務で英語を使用していて、学生時代に身につけた語学力を生かしていて、かっこいいと思いました。また、自分の就活の軸と企業の理念をすり合わせながら志望を決めるべきだと学びました。私も英語を生かした職業について先輩方のように活躍したいです」(3年生)
講師のみなさんは、今回のフォーラムを依頼するとすぐに、「後輩のために、何かお役に立てるなら」と快諾してくださり、多忙な業務の合間をぬって登壇してくださいました。そのような先輩が多くいることも、英語英米文学科の強みです。そして、今度は、在学生たちがこの伝統を継承していくことになります。