

「OGと語り合う就職フォーラム 2024」を開催しました!
2024.07.22
英語英米文学科では、毎年卒業生を講師として数名招待して、通称「OGフォーラム」という会を開催しています。これは学生へのキャリア教育の一環として行っているもので、様々な業界、職種、勤続年数の卒業生から人選を行っています。今年度の講師を務めてくださったのは、広島県(広島県庁)、株式会社キャステム、日本航空株式会社で働く英語英米文学科の卒業生3名です。3名ともフォーラム当日は勤務時の服装で登壇してくれたので、学生は最初から一気に引き込まれたようです。
今年のテーマは「大学生活と仕事―あの時、今、これから―」でした。卒業生の学生時代、就職活動、そして現在のお仕事の話を聞くことによって、出席した学生が自分のこれまでとこれからの「時間のつながり」が想像することができるようにフォーラムを進めました。
まず3名がどのような学生時代を過ごしたのか、そしてどのような就職活動を経て現在の職業に就いたのか、の話から始まりました。3名とも入学当初から、サークル活動、アルバイト、学内行事など積極的に活動していたようです。そして留学(STAYS)がさらに契機となったようです。しかしながら、就職活動ではそれぞれ進路変更や新型コロナ禍の影響など葛藤や挫折等も経験し、様々なことを学んだとのことでした。その中で異口同音にお話しされていたことは、「一生懸命前を向いていると、出会いや何かしらのきっかけが目の前にふと立ち現れてきた。」ということです。そういう出来事のおかげで現在のお仕事との「縁」を得ることができたのだそうです。そして現在は通常業務の中で(その時々の部署にもよりますが)、スカイプでの英語ミーティングや海外支店への出張、日々の英語での顧客対応など、三者三様の形で英語との関わりを持っているようです。
単なる就職活動のテクニックには終わらない貴重なお話を聞くことができた時間でした。最後の質疑応答では活発なやり取りが行われました。また、学生はコメントシートで以下のような感想を提出してくれました。
・「一般的なイメージとは異なり、英語は様々な企業で用いられていることがわかりました。まずは日々の授業を大切にして、資格取得に向けてがんばろうと思いました。」(2年生)
・「先輩方の話し方、言葉遣い、目配りの仕方、どれも素晴らしく、自分もそのような社会人になりたいと思いました。」(2年生)
・「先輩方が強調していたことは、自分は何がしたいのか、どのような人になりたいのか、という『自分を知ることの大切さ』でした。自分の将来についてイメージを持つように少しずつ努力したいと思います。」(3年生)
・「今回公務員のお仕事について詳しく知る機会となり、これまでのイメージと異なっていて様々な業務があることがわかりました。興味がわいてきました。」(3年生)
・「今私は就活中で毎日いろいろと悩んだりすることがありますが、先輩方もそのようにして壁を乗り越えていったということを知り、少し安心することができました。」(4年生)
会が終了してもしばらくの間、卒業生は学生から質問を受けていました。また卒業生の一人は、「自分を振り返って初心に戻る良い機会になりました」と言ってくれました。これこそまさしく今年のテーマが目指すところであり、学生のみならず講師の卒業生にも良い機会になったようです。
自分たちの先輩の社会での活躍の様子をじかに聞くというこの企画は今後も続いていきます。来年はどのようなドラマを聴くことができるのか楽しみです。