• 学科ニュース

日本航空(JAL)の客室乗務員に内定した4年生へのインタビュー

2023.03.01

  • 学科コラム

eibun20230301_01.jpg

コロナ禍の影響で、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は客室乗務員職を2020年度と2021年度は募集を停止していましたが、2022年度には日本航空が募集を再開しました。募集を心待ちにしていた学生・卒業生が多数応募する中で、英語英米文学科の4年生である小林真綺さん(美鈴が丘高等学校出身)が、客室乗務員として内定をいただくことができました。安田女子大学としては、3年ぶりに大手航空会社の客室乗務員を輩出することになり、明るいニュースとなりました。

難関をくぐり抜けた小林さんに、内定をいただくまでの過程などについてインタビューを実施しましたので、どうぞご覧ください。



――日本航空(JAL)の客室乗務員(CA)として内定をいただいたこと、本当におめでとうございます。


有難うございます。2023年度新卒採用、日本航空(JAL)の客室乗務職として内定をいただきました、英語英米文学科4年の小林真綺と申します。宜しくお願いいたします。

――まずは、客室乗務員を目指したきっかけを教えてください。そしていつごろから客室乗務員になることを考え始めたのでしょうか。

元々キラキラした職業に就きたい、という漠然な思いがありました。高校2年生頃に職業研究をしていた際、世界中を飛び回り、語学を操り、活躍されている客室乗務員にとても心惹かれ、それから目指すようになりました。

eibun20230301_02.jpg

――安田女子大学の英語英米文学科に入学したのは、客室乗務員になるという夢と関係がありましたか?

はい、関係しています。半年間の留学制度や、英語を専門とした授業により、英語をマスターできる環境を作りたいという思いでした。また、安田女子大学の英語英米文学科は、何人もの客室乗務職の内定者を輩出されている点、さらに、航空講座や、(コロナウイルスの影響で開催されませんでしたが) 航空会社と提携を組んでいて、空港で職業体験ができる、といった様々な手厚いサポートに魅力を感じたからです。

――実際に安田女子大学の英語英米文学科に入学して、受講した授業やSTAYSは、客室乗務員になるという夢に役立ちましたか?

役に立ったと思います。特にSTAYSは、自分の価値観や、固定概念を見直すきっかけとなり、視野を広げることができました。グローバルな視野を持つことは客室乗務員にとってとても必要だと思うので、国際的な活躍をするための素晴らしい体験でした。

――安田女子大学には、客室乗務員を目指すための課外講座がありますが、その講座に関する感想をお願いします。

同じ夢を追いかける仲間とお互いに高め合える、素敵な環境です。また、航空業界を目指すためのスキルだけではなく、外見や内面を磨き、ステップアップをするための方法や知識を学ぶことのでき、人間力を高めるためにも大切な講座であると感じております。その先生からいただいたお言葉や、知識が、このような結果に導いてくれたと思っています。

eibun20230301_03.jpg

――コロナ禍で、JALとANAは客室乗務員の募集を2年間停止していました。ようやく今年度、JALが募集を再開しましたが、かなりの難関になることが予想されました。就職活動を始める上で、どのようなことを準備し、どのような気持ちでしたか?

面接練習に加え、航空講座の先生から教わった、周りの自然を見て何を感じるのかを日々考えメモをして、感知力を磨いていました。不安より、今まで準備をしてきたことを実践できるチャンス、そして客室乗務員になれるチャンスをいただけるという嬉しさの方が大きかったです。悔いのないように全力を尽くそうと思い、挑みました。

――就職活動が始まって、1次選考、2次選考、最終選考へと進み、内定を得るまでに努力したこと、そして内定を得た時の感想をお願いします。

面接練習では、決まったセリフを話すのではなく自分の言葉で会話するために、考えをまとめ、どんな質問をされても自分らしく答えられるようにしていました。そして、どんなときでも笑顔を絶やさず、自分を信じて、自分をしっかりとアピールできるように肉付けをたくさん行い、言葉を尽くすことを心がけていました。内定のご連絡をいただいたときは、嬉しさと、安心のあまり身体が震えました。家族が泣いて喜んでくれたので、頑張ってよかったと改めて思いました。

――最後に、英語英米文学科の受験を考えている高校生に向けてのメッセージをお願いします。

英語英米文学科で過ごす4年間は、勉学だけではなく、様々な角度で自分と向き合うことができる時間だったと感じています。私は夢を目指して、英語英米文学科に入学をしましたが、授業や留学での国際交流、多くの先生や友人に出会うことで、別の職業選択や、進路選択もできる環境だと感じました。夢が決まっていないという方も焦る必要はないと思います。英語英米文学科は、どんな自分にもなれる可能性を広げることができる場所です。個性豊かで、素敵な先生方のアドバイスや留学を通して、自分のときめくものの発見がきっとあると思います。素敵な大学生活になりますように、応援しています。