

【授業紹介】通訳ワークショップII(3年生)
2022.12.26
授業担当者:北原アンドレア
英語英米文学科では2年生から3つの専攻に分かれて専門的な英語を学びます。その一つが「通訳専攻」です。
2年生は通訳を学ぶのは初めてなので、「通訳翻訳概論」で基礎からしっかりと学びます。通訳の理論や業界についてだけではなく、どのように通訳するのか、どのようなスキルが必要なのかなど、さまざまな角度から学んで練習を重ねます。
3年生が受講する「通訳ワークショップⅡ」では、さまざまな状況を想定した実践練習を中心に、通訳に必要なスキルを磨いていきます。
シャドーイング練習ではリスニング・スキルが不可欠です。いかに集中してスピードにのって繰り返すことで聞く力を伸ばすか、学生たちは実感します。ときに躓き、ときには途中で追いつかなくなり、笑ったり、悔しがったりしながら、確実に上達します。
ノート・テイキングの練習では、どのようにノートを取ったらよりスムーズに訳につながるのか、繰り返し練習をします。自分なりの記号や暗号を作ってみたり、うまくいかないときの反省をしたりと、楽しみながら実践につながる練習をします。
最後に、実際の通訳練習を重ねます。まるで団らんのような会話から始めて、医療や健康に関係する専門的な通訳も練習します。フォーマルな場面を想定したスピーチでは、丁寧語や敬語を使った通訳を実践的に練習します。
一言で通訳と言っても、同時に複数のスキルが必要になります。「通訳ワークショップⅡ」ではこれらのスキルを練習しながら、実践に向けて頑張っています。この授業を履修した学生は、4年生になると「通訳実習」に参加します。「通訳実習」については以下のページをご覧ください。
■学科ニュース:通訳実習で宮島を案内しました