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青少年国際平和未来会議2015に参加して

2015.09.11

  • 学生活動

 英語英米文学科3年生の賀岡麻美さんが、青少年国際平和未来会議2015の活動を報告してくれました。ご紹介します。

「青少年国際平和未来会議2015に参加して」
 以前紹介させていただいた青少年国際平和未来会議広島2015が終了しましたので、今回はその活動内容を報告したいと思います。今年は広島の被爆70周年という区切りの年であり、国際平和未来会議が始まって10年目の節目でもありました。そのため、今回の会議にはアジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど22カ国から総勢51名の参加者と、広島市の高校生、大学生21名という過去最多の参加者が集いました。また今回は過去10年間の未来会議参加者OBも招待していたので、参加者の年齢は15歳~28歳とかなり幅がありました。人種、年齢、バックグラウンドの違う人々が共に過ごし、お互いの考えを理解しようとすることがこの会議の醍醐味です。私の人生の財産と呼べるような、貴重な体験となりました。

 会議中の10日間、私たちは10人ずつのグループに分かれて、平和記念式典の参列、鯉のぼり署名運動、語り部の話の拝聴など、平和についてのディスカッションに備えた活動や、広島や日本文化を知ってもらうための盆踊り体験、茶道体験、高校訪問、もみじ饅頭作り、ホームステイなどの活動もしました。ディスカッションでは新たなグループを作り、"自分ができる平和活動"、"これからの国際平和未来会議の進め方"について議論し、各グループの代表が広島アピールという今会議の総まとめを作りました。

 今、会議を振り返ってみると、かなり苦労したと思います。私たち広島メンバーは、参加者であると同時に運営側のスタッフでもあります。スタッフの倍以上の人数の参加者のお世話をし、まとめるためには膨大なエネルギーが必要でした。それでも会議が終了して思うことは、本当に楽しいことは一生懸命努力して積み重ねた苦労の上にあるのだということです。今回の会議で様々な人と出会い、たくさんの刺激をもらいました。世界中に大切だと思える友人ができました。彼らと共に笑って暮らせることを願い、そのための世界平和がどれほど大切かを考えさせられました。このような有意義な経験ができたことに感謝し、少しでも多くの人にこの国際平和未来会議を知っていただき、平和活動が広がっていけばいいなと思っています。

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