

【実験紹介】生理学実験
2026.03.23
今回の学科ニュースでは生物学実験Iで行った生理学実験の様子をお届けします。
生理学実験ではオオカナダモを材料に、光合成による溶存二酸化炭素の濃度の経時変化を、ブロモチモールブルー(BTB)溶液の色を指標に評価しました。
また、オオカナダモに含まれる色素を抽出し、ペーパークロマトグラフィーにより分離しました。


渡邊先生が実験の目的や内容、操作の注意点などを解説しています。
下パネルに写っている植物が実験で使用するオオカナダモです。

BTB溶液に息を吹き込み、二酸化炭素を溶かし込んでいます。
BTB溶液はpHにより色が変化します。二酸化炭素が溶液に溶け込み酸性になると黄色を呈します。
①黄色のBTB溶液
②黄色のBTB溶液にオオカナダモを入れ十分な光環境に静置するもの
③黄色のBTB溶液にオオカナダモを入れアルミホイルで遮光し暗所で静置するもの
を用意し、BTB溶液の色の経時変化を観察します。

15分毎に溶液の一部を回収し、色の変化を目視と分光光度計を用いて測定します。
オオカナダモを入れても遮光した暗所下では色の変化が見られなかったようです。

BTB溶液は塩基性(アルカリ性)では青色を示します。
光環境下に静置したオオハネモ入りのBTB溶液のみ青色に変化しました。
理由を考えてレポートにまとめましょう。

続いてオオカナダモから色素の抽出を行います。
渡邊先生が手法をわかりやすく実演しています。

学生がオオカナダモを乳鉢と乳棒を用いて磨砕しています。

ペーパークロマトグラフィーに供するろ紙の準備と、
オオカナダモの磨砕液をろ紙にスポットしている様子です。

展開液を入れたビンにオオカナダモの磨砕液をスポットしたろ紙を入れ、色素を展開しました。
綺麗に展開できたもの、色が薄くなってしまったもの、様々な結果になりました。
なぜそうなったのかをしっかり考えましょう。

武田先生が学生に考え方の方向性を指導しています。
うまく考えがまとまり、レポートが仕上がったようです。