

【講義紹介】バイオビジネス実践論
2025.12.12
バイオビジネス実践論では、食品産業の社員、都道府県や市町村の職員、協同組合の職員など、生物学と関りの深いビジネスの最前線で活躍するゲストスピーカーを招いて実践事例を学びます。
今回の学科ニュースでは池田糖化工業株式会社(国内カラメル市場シェアトップ)より講師をお招きし、食品産業について学んだ時の様子をお伝えします。
講師として来学された馬場あずみさんは本学現代ビジネス学部のOGであり、和気あいあいとした大変和やかな講義となりました。


講師を担当された池田糖化工業株式会社人事部の馬場あずみさんです。

生物科学に関連のある企業、そして本学のOGということでいつも以上に興味をもって講義に耳を傾けています。

能動的な学習の一環として、馬場あずみさんからジンジャーエールの開発のロールプレイのお題を頂戴しました。

上パネル左から消費者(2名)、B to C メーカー、B to B メーカー役を担当する学生です。
消費者役の学生から飲みたいジンジャーエールに関する要望があがりました。
※B: Business (企業)、C: Consumer (消費者)

その要望を受け、B to C メーカー、B to B メーカー役の学生が試作品の作成に取り掛かります。

ジンジャーパウダー、カラメル、甘味料(ステビア)の配合を試行錯誤し、炭酸水を注いで試作品第一号完成です。

残念ながら試作品第一号の味は消費者の求めるものとは違ったようです。
馬場さんの助言を受け、何度も試作を繰り返します。

ついに求められるジンジャーエールができたみたいです。
果たして消費者役の学生は納得してくれるのでしょうか?

最終ロットの試作品は消費者役の学生の口に合ったようです。
「購入したいおいしさ」を実現した、ということで、今回のジンジャーエールの開発は成功しました。

講義後には学生から、池田糖化工業株式会社における開発職の募集状況、就職後の研修制度や産学連携などの具体的な事柄について次々と質問がでました。
この講義により、食品産業の構造、生物科学科での学びとビジネスとの関係について、理解を深めることができました。