

【講義紹介】食香粧化学概論
2025.11.26
食香粧化学概論は教員2名で分担するオムニバス形式の講義であり、食品化学や加工技術、香粧品化学について学びます。今回の講義紹介では塩田教授が実施した「香気成分の化学」の回の様子をお届けします。本講義では座学のみならず「学生の体験」も重視し、香気成分の特性についての説明を行った後、香気成分を付香したろ紙(試香紙)を配布し、どの香りがどの成分であるかを当てるブラインドテストも行いました。

講義風景です。どの学生も集中して塩田教授の講義を聞いています。

パワーポイントによるプレゼンテーションが基本の講義スタイルです。

ろ紙から放たれる香りを確認する学生です。

香りを真剣に嗅ぎ取っている学生の様子です。

どんな香りかについて学生同士で意見を出し合っています。

配布されたろ紙は全部で5種類、何度も香りの確認を行っています。

こちらの学生は異なる香りのろ紙を合わせるとどんな香りに変化するのかに興味を持って確認しています。

学生それぞれが感じる香りの印象が違うようで、色々と意見を出し合っています。

ブラインドテストの回答をまとめる時間です。自分の嗅覚を信じて答えを書きました。
ブラインドテストに使用した①から⑤の香気成分の中身は、①リモネン(柑橘の香り)、②ヘキサナール(葉・草原の香り)、③ゲラニオール(バラの香り)、④酢酸イソアミル(バナナの香り)、⑤γ-ウンデカラクトン(桃の香り)でした。

5種類全ての香りを正解した学生は嗅覚に自信を持ったようです。
実体験を通じて「香り」への興味がより増しました。