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8月17日(土)18日(日)生物科学科 Rikoフェス!レポート

2024.08.19

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7月に続き、8月17日(土)と18日(日)の2日間、オープンキャンパスおよび理工学部イベント「Rikoフェス!」を開催しました!


2日間とも天気に恵まれ、気温が高くなるなかでしたが、合計で約4,000名の方々にご来場いただき、理工学部生物科学の講演会・企画展示ブースにも多くの高校生、保護者の皆様にお越しいただきました。当日の様子をご紹介いたします。

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8/17(土):特別講演「未来の食料生産技術」&昆虫食試食コーナー


8月17日(土)は、京都府立大学生命環境科学研究科から植物生理学・分子生物学・発生学をご専門とされ、スタートアップ「未来食研究開発センター」を起業、取締役を兼任しておられる武田征士先生をお招きし「未来の食料生産技術」をテーマに特別講演会を開催。武田先生のご専門分野・研究内容の紹介、植物と昆虫の共生関係や、環境に負荷をかけない食糧生産としての昆虫食の可能性についてお話いただきました。

昆虫食は、タンパク質が豊富で栄養価が高いことと、飼育に必要な資源が少なく環境にやさしいことから、飢餓の問題と気候変動への解決策への貢献が期待されています。


講演会の後は「昆虫食の紹介および試食コーナー」を展開しました。

「試食コーナー」では、昆虫を原料とした「お煎餅」のように食べやすいタイプのものから、「素揚げ」のような少しハードル高めのタイプまで、多彩なラインナップをご用意して皆様をお待ちしました。果たして、どうなるか...?とスタッフ一同懸念しましたが、なんと真っ先に試食が完売したのは「セミの素揚げ」!

昆虫食は、その見た目からネガティブなイメージを持たれがちですが、私達の想像以上に皆さんチャレンジして下さり、楽しみながら未来の食料生産の1つの可能性を学んでいただけたと思います。

  • 昆虫食1
  • 昆虫食2
  • 昆虫食3
  • 昆虫食4

8/18(日):特別講演「おいしい水のヒミツ」&硬水と軟水の飲み比べ

8月18日(日)は元広島国際学院大学教授で環境科学、特に東広島市西条の源流から酒蔵通りの地下水調査を専門とされておられる竹野健次先生をお招きし「おいしい水のヒミツ」をテーマにお話と分析実演を行っていただきました。


私たちに身近な水ですが、含まれるミネラルの含有量により硬水と軟水に分類され、成分だけなく味覚にも違いがあります。竹野先生のご講演では、東広島市に流れる水質の特徴について解説していただき、なぜ同地域で酒造りが盛んなのか、水質と酵母の関係などをお話いただきました。地域の文化と密接な関係のある非常に重要な資源としての水。山の荒廃から豊かな水資源を守るための取り組み、自然環境を守ることの重要性について皆さんと考えました。


講演会の終わりには、市販されている2種類のミネラルウォーターを試料として硬度分析を実演。講演会の参加した高校生にもご協力いただき、皆さんの目の前で硬度を測定しました。

  • 水1
  • 水2
  • 水3
  • 水4


8/17(土)・18(日)長沼毅先生による模擬授業「ビオトープに生息する微小生物観察」


7月に続き、広島大学大学院統合生命科学研究科の長沼毅先生にご協力いただき、模擬授業を実施。南極・北極や深海、砂漠など、世界の過酷な環境に生息する生物について専門とされている長沼先生ですが、模擬授業では大学キャンパス内のビオトープから採取した試料をもとに、そこに生息する微小生物の観察および、その特徴を大変分かりやすく解説していただきました。


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前回は貴重な繊毛虫の「細胞分裂の瞬間」を目撃することができましたが、今回の模擬授業でも前回見られなかったラッパムシやワムシなど多くの種類の微小生物を参加者の皆さんと一緒に発見!
参加者の皆さんにも顕微鏡を覗いていただき、先生と一緒に面白い生物はいないか探索し、楽しみながら学んでいただきました。

  • 講義1
  • 講義2



そのほかにも、植物から抽出したアイスハーブティーの提供、学科相談コーナー等で皆様をお迎えしました。

  • ほか1
  • ほか2


ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
理工学部生物科学科に関する情報は、今後もホームページでご紹介いたしますので、是非ご覧いただければと思います。