

作品紹介 箱田鈴花さん「夢と思考の顕在化」
2024.01.09
2023年11月29日から12月5日まで本学で開催された「造形デザイン学科 第5回卒業研究・制作発表展示会」で展示された作品を紹介いたします。
制 作 者:
箱田 鈴花さん(広島県立祇園北高等学校卒)
タイトル:
夢と思考の顕在化
素 材:
透明水彩、不透明水彩、AdobeIllustrator、AdobePhotoshop、Canon EOS RP、画用紙、ケント紙、光沢紙、ハレパネ、レース布
作品紹介:
"自身の頭の中を100%に近い状態で顕在化すること"をテーマに制作しました。
日頃から、何か感じたときは抽象的な画として浮かび、何か考えるときは具体的な言語が付随しました。この卒業展示の機会でそれらを表出させました。
対話をはじめ介在物があるものには必ずフィルターがかかりますが、
今回 絵画・写真・テキストを選んだのは、そのフィルターに最も侵されづらい表現手段だと考えたからです。
絵画では夢(幻想)と思考(感受)を、
写真では夢(理想)を、
テキストでは溜めてきた思考を、
それぞれ添えたキャプション(言語化した思考)をもって完成する作品として表現しました。
夢や思考は人を人たらしめる重要な要素で、でもなかなか顕現しないのも現実で、それが本当にもどかしくって、もったいない!
この展示で、自己表現の可能性を少しでも感じてもらえたなら、私が今回注いだ時間も労力も全て、ようやく意味のあるものに昇華できるのだろうと思います。
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