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2024年度高大連携公開講座 見えるを探求する ~大学で学ぶ「ドローイング」と「写真」~

2024.09.06

  • 大学イベント

8月8日、本学で2024年度高大連携公開講座 『見えるを探求する ~大学で学ぶ「ドローイング」と「写真」~』を開講し、今年も多数の高校生が参加してくれました。

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午前に実施した授業は、「ドローイング基本演習 ~思考する線~」。造形デザイン学科の佐々木誉斗講師が担当教員を務めました。この時間に行われたのは、海外の芸術大学の授業でよく実践されている教育方法が取り入れられた、少し変わった手法によるドローイング演習です。受講された高校生の皆さんには、教室に用意された様々なモチーフや描画材を試してもらいながら、正確な描写にとらわれない、自由で柔軟な表現によるドローイングを体験してもらいました。

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同じ手法で制作をしていても、一人一人まったく異なる表現のひきだしが出てくるのが、このドローイングの面白いところです。自身の感性と正面から向き合い、研ぎ澄ませていくと、普段何気なく絵を描いていた時とは異なる多くの発見があります。絵を描くこと、そして表現することの本質を改めて見つめ直すことのできるこの授業で、皆さんとても熱心に演習に取り組む様子が見られました。

午後に実施した授業は、「写真基礎演習 ~ひとつ上の表現へ~」。造形デザイン学科の福田惠講師が担当教員を務めました。この時間に行われたのは、一眼レフを使った写真撮影です。昨今、スマートフォンやタブレットなどの台頭ですっかり身近になった写真ですが、「絵を作る」とは意外と奥深いもの。まずはアングルと構図の基本的な知識も学びます。また、初めて一眼レフカメラに触れた高校生も沢山いるので、カメラの構造や設定を少し学んだ後で撮影を行います。

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モチーフは、自分の持ち物を利用します。3分割構図を基本に、見せ場や余白といったバランスを考えます。そして、自分で選んだもの、愛着があるものを使うことで、モチーフのストーリー性や流れに創造力を膨らませながら構成します。

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今年は、新しくセッティングされた撮影スタジオの見学会も行いました。高校生は、造形デザイン学科の福永敦講師の説明を熱心に聞いている様子が垣間見られました。

本年度の高大連携公開講座にご参加頂いた高校生の皆さん、ありがとうございました。
造形デザイン学科一同、皆さんと再会できる日を楽しみにしています。

■佐々木 誉斗 講師

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■福田 惠 講師

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■福永 敦 講師

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