• 学科ニュース

授業紹介「社会学概論Ⅱ」

2020.01.17

  • 学科紹介

bishin20200117_01.jpg

「社会学概論Ⅱ」(野邊政雄教授・髙瀬久直助教)では、日本社会の仕組みを知るための社会学の基礎に関する講義が行われます。講義内容は、社会や組織の中での心理作用を学び考える際の前提知識にもなります。今年度、前半の7回の講義(髙瀬担当)では、労働、経営、シチズンシップ(市民権)、社会保障、移民、都市、環境といったテーマについて授業を行いました。例えば、労働について取り上げた講義では、サービス産業の比重が高まる中で、企業と顧客を結びつける接客に際して「心」を使う感情労働が注目されており、心理学の知識が重要になっていることを紹介しました。後半の7回の講義(野邊担当)では、戦後における経済史、雇用の変化、教育の果たす役割の変化、階層構造の変化について授業を行いました。そして、高度経済成長期に日本社会は平等化が進みましたが、1990年代に入ってから格差が拡大していることを紹介しました。