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野崎准教授が国際学会で研究報告しました

2019.09.26

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ビジネス心理学科の野崎祐子准教授が、Aging & Social Changeの第9回国際学会で報告しました。報告論文タイトルは「How Longevity and Social Isolation Affect Consumption and Saving Behavior Among Elderly People:Drawing Prospect Theory on Life-Cycle Hypothesis(長寿と社会的孤立が高齢者の消費・貯蓄行動に与える影響)」です。

野崎准教授が今回参加したのは老年学(gerontology)に関わる学際的な学会です。心理学はもとより、医学、経済学、社会学や教育学など多彩なバックグラウンドを持つメンバーが一同に会し、少子高齢化に伴う様々な社会問題を討議しました。野崎先生は報告内容の特徴について次のように指摘しています。「私は経済学の視点から、世界一の長寿国である日本の高齢者の貯蓄行動を分析し、その高い貯蓄率は遺産動機(Bequest Motive)によるものではなく先行き不安(Precautionary Motive)によるものであるとの推計結果を報告しました。」この研究はコンファレンスのハイライトとしてブックレットのトップに掲載されました。