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集中講義「書道と芸術」が行われました

2016.07.04

  • 学生活動

笠嶋忠幸先生(出光美術館学芸課長)による、集中講義「書道と芸術」(3.4年隔年開講)が行われました。今回の授業では、書道の世界が漢字文化圏における特質の中に存在するという考え方を確認しつつ、一方で美術的な表現性をとりこんだ現代書の枠組みについては、書道史的理解とは異なる観点からとらえ直す必要があることを学びました。
各時代には特質があり、歴史的観点と表現的観点の交錯や差異があること。さらに近現代における「芸術」理念が書道(書表現)の世界とどのような関係にあるのかを中心に、具体例を通して分かりやすく教えていただきました。
われわれは日頃、臨書や創作をはじめデザイン文字の制作、書道パフォーマンス等までを含め学んだり活動したりしているわけですが、学んでいる一つ一つが各自の中で結びつき「書」の魅力の発信へとつながっていく、たいへん示唆に富んだ内容の授業でした。

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