

カリグラフィックプレゼンテーション 日本酒ボトルのラベルデザイン
2025.10.09
「カリグラフィックプレゼンテーション」(3年前期)の授業では、今年度も日本酒ボトルのラベルデザインに取り組んでいます。
今年度は、株式会社 酒商山田様(広島市南区)のご協力のもと、菊池酒造様の「燦然」シリーズのうち、「薫る秋」「薫る冬」のラベルデザインに挑戦しました。
デザインの構想を練るために、日本酒の楽しみ方や作り手の想い、こだわりを知り、実際のお酒の香りを確かめてイメージを膨らませました。
いざ筆を持ってみると自身のイメージに合うような表現が形にならず、何度も試行錯誤を繰り返すことになりましたが、これまでの書の学びを生かし、最後には各自のイメージを具体的な形として表すことが出来ました。
多くの優れたデザインが生まれましたが、選考の結果、今回は村上奏海さん(3年)のデザインが採用されました。
村上さんのデザインは「秋」や「冬」という文字の造形を、前衛の考え方によって再構成したものです。
黒の強さと構成の妙が調和し、インパクトのあるラベルという点が評価されました。
「薫る秋」は9月から、「薫る冬」は11月からリリースされます。
お酒の味とラベルの書を合わせてお楽しみください。