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教員採用試験に合格して1

2012.02.17

  • 学科コラム

 私が教員採用試験に合格できると誰が想像しただろうか。高校時代の成績は中の中くらい。目立つ生徒ではありませんでした。
今回の合格は、ひとえに、書道に打ち込める大学の環境があったからこそだと思っています。大学入学後は、授業課題はもちろんのこと、高校時代から始めた競書雑誌にも毎月欠かさず出品するようにしました。2年次には書き初め展賞状の名前記入を1000名分書いたことで実用書の腕は上がったように思います。地域への書道ボランティアや店舗からの依頼に厭わず協力もしました。4年次には「安田女子大学薬用植物園」の看板を揮毫するという名誉な経験もさせていただきました(学長表彰を受ける)。
また、学内で行われる「書写検定」には3年次に硬筆1級、4年次に毛筆1級をそれぞれ1回の受験で合格することができたも幸運でした。
 片道1時間50分の通学時間もあり、アルバイトの時間はありませんでした。教員採用試験は自然の成り行き。昨年の現役時は1次で不合格だったものの、1次を通過できた今年、2次選考では上記の取り組みの「姿勢」を評価していただいたものと思っています。
大きく成長できる環境が安田女子大学書道学科には用意されています。私は目の前の課題に一つ一つ真面目に取り組み、自分では気づかない力を引き出すことができました。大学のこの環境に感謝しています。

正法地彩美(平成23年3月卒 広島県立神辺旭高等学校教諭)