

井田明宏助教が広島文化新人賞を受賞しました
2021.12.10
「広島文化新人賞」(公益財団法人ひろしま文化振興財団)は、優れた文化活動を行い将来性のある個人及び団体に贈られます。今年度の新人賞受賞者3人の一人に、書道学科助教の井田明宏先生が選ばれました。
井田先生は、筆の里工房(安芸郡熊野町)の学芸員を3年間つとめた後、本学に着任されて1年目。これまで学術研究と作品制作の両面から深められ、今年度の書学書道史学会東京大会においては「陝西型鎮墓瓶と東牌楼後漢簡牘の書法に関する一考察」を発表。また、漢字仮名交じりの書を作品制作の主軸に置き、毎日書道展や本年11月には銀座鳩居堂画廊での書展に出品されるなど、年に数回作品を発表。2019年に毎日書道展で公募部門で「毎日賞」(最高賞)、2021年に高野山競書大会で「弘法大師賞」(最高賞)を受賞されています。
さらに、熊野筆の歴史と技術の伝承に関する資料収集や整理に携わり、現在は熊野町や関係団体と連携し、熊野筆の県無形民俗文化財登録に向けて活動されています。
書道学科においても、卒論指導や作品制作へのアドバイスをはじめ、地域における学生の活動に積極的に関わっていただいています。今後ますますのご活躍を期待いたします。
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http://www.h-bunka.or.jp/zaidan/bunkasyou/bunkasyou.html