• 学科ニュース

平成25年度教員採用試験合格体験記(2)

2014.05.09

  • 学科コラム

【山口県 中学校(国語)合格】

 先生から教わったことを次は私が教えたい。人生の選択、節目にはいつでも「先生」の存在があります。

 4年の時の教育実習を通して「教師になりたい」という思いが強くなり、大学院進学を決意。しかも、書道ではなく日本文学を専攻。無謀ともいえる選択は、国語科教師を目指す上で、あらゆる分野における知識や高い専門性を養いたいと考えたためです。

 大学院進学と共に採用試験の勉強を開始。大学院では専門分野において研究に取り組む傍ら、先生方から様々な分野で理論を学び、物事を多面的に見る姿勢が身につきました。また仲間と切磋琢磨しながら、考えを構築し話す力を養うことができました。学部で学んだ「書道」の観点からも国語科授業を構想し、展開できることは強みであると考えています。人との関わり合いの中で成長することのできた学生生活だったと思っています。これからも、人との出会いに感謝し、精進していきます。

 私が何よりも大切にしていきたいのは「過程」です。すぐに「結果」を求めたり、求められたりすることが多い中、「過程」が大切であることを、自分自身の「過程」を通して伝えていきたいと考えています。

(防府市立国府中学校教諭 塩田華永大学院博士前期課程修了生、山口県立厚狭高等学校出身)