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「英国からの便り~藤原裕弥~」

2018.03.05

  • 学科コラム

皆さんこんにちは、私は心理学科教員の藤原裕弥と申します。

私は2017年9月から英国ボーンマス大学で研究活動に従事しており、2018年8月末までの1年間滞在する予定です。ボーンマスは、首都ロンドンからは少し離れた場所にある観光地として有名な町です。英国の大学というと、映画ハリーポッターの学食の撮影に使用された食堂を持つオックスフォード大学や、ケンブリッジ大学などの荘厳で古典的な建物を持つキャンパスをイメージするかもしれませんが、ボーンマス大学は非常に新しい大学で現代風建物が立ち並ぶキャンパスです。
さて、このボーンマス大学でLiu Changhong教授とともに研究をしています。私は、「感情が自分を取り巻く環境の認知にどのように影響するか」をテーマにこれまで研究してきました。感情の影響を表す簡単な例として、「不安な気分になると、自分を脅かす出来事ばかりが気になり、結果として不安がさらに増大してしまう」という悪循環などが挙げられます。一方、Liu教授は顔認知の専門家で、人間がどのように他者の顔を認識し、記憶しているのかについて研究されています。2人の共同研究として、現在「社会不安者の顔認知」について実験を実施しているところです。
来年度現代心理学科に入学を予定されている皆さんにお会いできるのは、2018年9月以降になりますね。皆さんと研究成果や英国の様子などをシェアできるのを楽しみにしております。

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大学のワークスペースにてLiu教授(左)と

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ボーンマス大学のキャンパス