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卒業研究紹介 ~藤原裕弥研究室~

2026.02.19

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藤原裕弥研究室(感情心理学)では、私たちの日常的な感覚や行動が心の状態にどのような影響を与えるのかを、実験を通して明らかにする研究に取り組んでいます。山内みくりさんは卒業研究として、「自分の名前が上下に動くことが、その時々の自尊感情に影響を与えるのか」という身近でユニークなテーマに挑戦しました。

 

私たちは「気分が上がる」「落ち込む」といった言葉を自然に使い、喜びや自信を上向きのイメージと結びつけています。山内さんは、こうした感覚が一時的な自尊感情にも影響するのではないかと考え、タッチパネルを用いた心理実験を計画しました。実験では、参加者が自分の名前を画面上で上または下に移動させ、その前後で気持ちの変化を測定しています。

 

その結果、自分の名前を"自分の手で上に動かす"場合に、状態自尊感情が高まることが示されました。ただ画面を見るだけでなく、実際に身体を動かすことが、心のあり方に影響する可能性が示された点は、心理学の面白さをよく表しています。

 

山内さんは「日常のちょっとした行動が、自分の気持ちを整えるヒントになるかもしれないと感じました」と語っています。本研究は、心理学が私たちの生活や心の健康とどのようにつながっているのかを身近に伝えてくれる卒業研究です。

 

【おちゃめ版】

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【まじめ版】

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「自身の『こんなことをやってみたい!』という想いを実現することができ、大変貴重な経験となりました。藤原先生、実験に参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!」(山内さん)

 

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実験では、画面に提示される自分の名前や単語を指でスライドさせるためのプログラムを作成しました。