

卒業研究紹介~生塩詞子研究室~
2023.07.03
皆さんは普段、自分を褒めることがありますか?
「褒めて伸ばす」という言葉があるように、人から褒められることによって自尊心や自分を肯定する気持ちが高まることが過去の研究から明らかになっています。では、自分自身を褒めることはどうでしょうか。
山下あすかさん(生塩詞子研究室)は卒業研究で、『「自分を褒めること」に関する研究―向上心、思いやり、ナルシシズムに着目して―』と題し、自分自身を褒めることがその人の性格へどのような影響を与えているかを調べました。その結果、「声に出す」「心の中で唱える」「ご褒美」の中でも、「心の中で唱える」ことによる影響が大きいことが分かりました。また、「頑張った」という努力の過程を褒めることによって、目標に向かって頑張ろうとする向上心がより高まる可能性が示されました。
山下さんは今春大学院に進学し、「より実践的な内容を学んでいけることがとても嬉しい」と言っています。将来は公認心理士師をめざしつつ、これからまたどのような研究をしようかと、楽しみしながら模索する日々を送っています。
院生室にある自分の机です。先輩方に助けていただきながら頑張っています。
昨年の中国四国心理学会で発表しました。とても緊張しましたが、今後に繋がる良い経験となりました。