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新任教員の紹介(山下 昭洋 准教授)

2026.05.12

  • 学科紹介

この4月より、国際観光ビジネス学科に新しくお迎えした教員をご紹介いたします。


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山下 昭洋(やました あきひろ)准教授
人文地理学(都市地理学・歴史地理学・台湾研究)

【研究紹介】


人文地理学を専門とし、その中でも歴史地理学・都市地理学・地誌学を中心に研究しています。関心は、地域形成の視点から都市空間がどのように形づくられ、変化してきたのかという点にあります。主なフィールドは明治期の日本統治下台湾で、日本人(内地人)居住地の形成過程や社会空間の構築に注目しています。当時の都市は制度や政策だけでなく、移民(寄留)の業種ごとの立地や生活空間の違いによって形づくられており、その複雑なプロセスを丁寧に読み解くことを重視しています。統計資料・地図・行政文書などの断片的なデータから人口分布や空間構成を推察し、多民族社会としての都市構造の実態を再構成することを試みています。こうした研究を通して、過去と現在の都市の連続性を明らかにすることを目指しています。


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【学生の皆さんへのメッセージ】


人文地理学は、地図や統計の背後にある人々の営みを読み解く学問です。都市や地域は、人の移動や仕事、日常生活の積み重ねによって形づくられており、その過程を考えることに大きな面白さがあります。皆さんが学ぶ広島という都市も例外ではなく、たとえば宇品は明治期に「海の玄関口」として整備され、人や物の流れを支える重要な拠点となりました。このように都市の役割や空間の成り立ちに目を向けることで、身近な風景の見え方は大きく変わります。ぜひ「なぜここにこの空間があるのか」という問いを大切にしながら、広島のまちを自分の視点で読み解いていってください。


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