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「市政車座談義」に参加した渡部さんにインタビュー~vol.3

2025.09.12

  • 学生活動

「女性がいきいきと活躍できる社会」を目指す取組の一環として、女子学生の目線から企業PRに挑戦した3年生の渡部琴音さんに、今回の「市政車座談義」に参加した感想を聞きました。

 

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■お話をいただいて

まず率直に、とても嬉しかったです。このような貴重な機会は、そう滅多にありません。
今回のお話は、2月に開催した「広島魅力発掘プロジェクト:企業交流会」がきっかけで声をかけていただいたものですので、2年の後期に挑戦を決意して本当によかったと感じました。
一方で、今回のテーマが「女性がいきいき活躍できるジェンダー平等なまち」だったため、普段あまり意識してこなかったテーマであること、「広島魅力発掘プロジェクト」自体が女性に特化した活動ではなかったことから、この場に参加してよいのかという不安もよぎりました。しかし、新しいことに挑戦することは、自身が成長できるよい機会だと思い、前向きな気持ちで臨むことができました。とはいえ当日まで「発言を求められた時にしっかりと話せるだろうか?」と心配が尽きなかったのも事実です。

 

■準備期間について

テストや就職活動などさまざまな予定が重なり、時間を取るのが難しい中で発表資料を完成させるのは大変でした。これまでも授業でプレゼンテーションの機会は多くありましたが、今回は力が入りすぎて文字が多くなったり、作ってはみたものの予定時間内に収められなかったりと苦戦しました。さらに、発表以外にも質問対応やディスカッションを意識するなど準備すべきことが多く、あたふたしてしまいました。
夏休み期間中はインターンシップも重なり、ペアの熊川さんと直接会って打ち合わせをする時間がなかなか取れなかったりもしましたが、この準備期間が今までで最もワクワクし、充実感を持って取り組めた時間でもありました。

 

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■いざ、本番!

発表時間は5分だったのですが、他の参加者の方々が非常に簡潔に短くまとめられていて驚きました。私たちのスライドが一番内容量が多く、かつ制作したPR動画を流す予定だったため緊張が高まりました。
また、私は高校まで共学で過ごしてきたため、これまで異性との関わりもあったのですが、女子大に入学して以降、女性だけの環境に慣れてしまい、ジェンダーに関する不平等さを感じる機会が少なくなっていました。そのため、後半の議論の中では、少々的外れな発言をしてしまったかもしれません。しかし、コーディネーターの先生や他の参加者の方々が私の言葉を上手に拾ってくださり、伝えたかった内容を言い換えてくださったので大変ありがたく感じました。
これまで公の場で発言する経験は何度かありましたが、ここまで緊張したのは初めてでした。というのも、同世代だけでなく、立場も年齢も性別も異なる方々との意見交換だったため、初めて考えさせられることが多かったからです。 

 

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■今後について

私たちはまだ結婚や出産、子育ての経験もなく、学生という立場でのんびり過ごしています。だからこそ、社会に出て荒波に揉まれることを想像すると、一気に怖さを感じてしまいました。それでも、拙い学生の意見を「着眼点が良い」「面白い」と評価していただき、今の自分の考えていることはあながち間違いではなかったのだと感じられたことは大きな励みになりました。
この経験を最大限に活かし、今後の学生生活や就職活動に自信をもって臨みたいです。これからも新しい挑戦の場はいくつも巡ってくると思いますが、その中で得た学びを吸収し、自分の成長につなげられるよう努力を重ねていきます。

 

(2025年8月取材)