

日本赤十字社広島県支部へ見学実習に行ってきました
2022.12.20
12月8日『公共経営学概論Ⅱ』の授業で、日本赤十字社広島県支部に見学実習に行ってきました。
この見学実習では、社会を支えるさまざまな機関を訪問し、職員の皆さんから実際の業務について直接お話を伺うことで「働くことの意義」を自分なりに見つめ直します。
日本赤十字社は世界192の国と地域にある赤十字社・赤新月社のネットワークを生かして活動する組織のうちの一社です。民間企業ではありますが、社資と呼ばれる寄付を原資として活動されています。
見学実習ではまず赤十字7原則(人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性)についてお話を伺いました。世界には人道支援を必要とする人が3億3900万人もおられることをお聞きしました。赤十字と聞くと日本では献血や病院のイメージがまず出てきますが、世界的に見ると日本の状況は稀で、多くの人道を守るために活動が必要だということを学びました。
日本赤十字社では大きく分けて9つの事業をされていますが、お話をお聞きした職員のみなさんが「人の命を助けたい」という強い使命感を持って、生き生きと働いておられることが分かりました。パンフレットの「人間を救うのは、人間だ」という力強いフレーズに強い意志を感じました。
最後に災害時の救援物資の備蓄倉庫を見せていただき、それぞれの救援物資について説明をお聞きしました。いつ起こるか分からない災害の時のために準備していただいていることに感謝の気持ちが強くなりました。
公共経営学科では社会に貢献したいという人材を育てることを目的としていますが、行政以外にも社会のために働ける職場があるということを学んだ見学実習でした。
受け入れていただきました日本赤十字社広島県支部の皆様に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。