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見学実習レポート⑥ 国土交通省中国運輸局

2025.12.15

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11月27日、公共経営学科の1年生25名は「公共経営学概論演習」の授業の一環として、国土交通省中国運輸局を見学しました。
当日は多くの職員の方々にご対応いただき、終始和やかな雰囲気の中で大変充実した時間を過ごすことができました。

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最初のプログラムでは、業務説明をいただきました。中国運輸局は国土交通省の出先機関で、全国に10ある運輸局の一つです。現在、女性80名を含む約430名の職員が勤務しており、公共交通機関の安全運行管理、観光インフラの整備、バリアフリーの推進など実に幅広い業務を担当しています。名実ともに「地域活性化のコーディネーター」として、私たちの日常生活を幅広く支える存在であることがよくわかりました。
多様な業務に携わることができるため、仕事に飽きることなく日々の成長を実感できることは大きな魅力だそうです。また、産休・育休をはじめとした福利厚生が充実していることや、職員同士によるサークル活動が活発で、部署を越えた交流が自然と生まれることも働きやすさの理由として挙げられました。

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続いて、担当職員の方々の案内で、実際に業務が行われている各部署を見学しました。人事課や総務課といった組織全体を支える部門から、公共交通や船舶に関する専門的な業務を扱う部門まで、多様な行政活動の現場を間近で見ることができました。
特に、学生たちは、職員の方々がカジュアルな服装で働いており、明るく開放的な職場環境が整っていたところに驚いたようです。見学することで、それまで漠然と抱いていた「堅い職場」という印象が変わり、公務員という職業に対する魅力がより一層大きくなったという声も聞かれました。

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最後には、2つのグループに分かれて職員の方々との座談会を行いました。若手職員の皆さんが中心となり、業務内容だけでなく、公務員試験や進路選択に関するリアルな体験談も語っていただきました。学生たちもリラックスした雰囲気の中で、日頃の疑問や悩みを率直に相談できたようです。

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事前学習の段階では「国土交通省中国運輸局がどのような業務を担っているのかよくわからなかった」という学生もいましたが、今回の見学は、地域活性化の最前線で活躍する公務員の姿に触れ、その重要性を実感する貴重な機会となりました。