• 学科ニュース

見学実習レポート④ 広島市役所

2025.11.26

  • 学科紹介

公共経営学科の1年生は「公共経営学概論演習」という科目で、それまで住民としてしか訪れることのなかった市役所等の公共機関を、将来の職業選択の一つとして意識した訪問をしています。
第1回目の訪問では、3つのグループに分かれましたが、11月13日に訪問した広島市役所は、全員が揃った初の訪問となりました。
会場となった2階の講堂で、広島市の概要についての説明に続き、地方中核として重要な経済政策や、観光政策を中心とした活動についての説明を受けました。その後は4つのグループに分かれ、経済観光局の各部署の見学と講堂でのお話を補足する形で、具体的にどのような業務が行われているのかの説明、市議会議場の見学、職員の方々との意見交換を行いました。

koukyou20251126_01.JPG

koukyou20251126_02.JPG

市庁舎内の移動では、普段は市民の方が使わない階段を使って移動したため、将来の職場の姿を感じることもできて新鮮だったようです。また、職員の方々との意見交換では、最初は何の話をしてよいのか戸惑いが見られましたが、1人が質問をし始めると、他の学生も立て続けに質問をし、予定時間を過ぎた休憩時間になっても話が続いていました。

koukyou20251126_03.JPG

見学の最後は、1年生を代表して、Rさんと、Hさんから訪問の感想とお礼を述べました。
2人からは、改めて感想とお礼の言葉をまとめてもらっています。見学の後はまとめとしてレポートの提出がありますが、普段は見られない市役所のリアルな姿が見られたことの他、もっと詳しく知りたくなったという前向きな意見が多く見られました。

koukyou20251126_04.JPG

▶Rさん
私は今回初めて市役所をうかがいました。まず、経済産業局1つでも、他県と協力しての新しい事業、特産品を全国にアピールする商談会への参加、万博出展、SNSでのPRなど幅広い業務を行なっていると知り、驚きました。また、職員の方のお話も聞くことができました。市役所の福利厚生については、区役所との違い等も聞くことができました。市議会議場や経済観光局の職場見学もさせていただき、貴重な経験をすることができました。

▶Hさん
私たちは、広島市役所の業務についての説明を受けました。職員の方の説明の中で、「広島市を世界に誇れる町に」という言葉が一番印象に残っています。世界を視野に入れて日々業務を行なっておられる姿に、心を打たれました。将来の夢はまだ明確には決まっていませんが、広島市の職員として働く選択肢を見つけることができて良かったです。また、観光振興についての説明を聞き、地方公共団体が人々の興味のあるイベントなどに積極的に関与していくことも「転出超過」の解決の糸口になるかもしれない、と考えました。「転出超過」は前期のアカデミック・リテラシーの授業で考えた内容だったため、学内の授業での学習と、見学実習で学んだ知識を結びつけて考えることができ、有意義な時間となりました。