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公共経営学概論演習 見学実習レポート➀ 広島商工会議所

2025.11.17

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公共経営学科の見学実習では、国の機関や地方自治体、公益的な民間企業など11の事業所にご協力いただき、計5回に分けて事業説明・職場見学・先輩職員の方との意見交換会などを通して自身の将来の職業選択の基礎となる体験を行います。
見学実習を意義ある時間とするため、学生は自分達が訪問する事業所に関する事前調査を行い、それぞれが疑問・質問など目的意識を持って当日を迎えます。

10月30日、1年生は初回の見学実習に行きました。今回は3班に別れ、広島商工会議所、広島大学、日本赤十字社広島県支部に伺いました。
商工会議所は地域総合経済団体として地域の経済発展のため、行政と連携して様々な取り組みをされていますが、学生は初めて聞くこともたくさんあったようです。

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広島商工会議所の見学実習に参加した学生のレポートを以下にご紹介します。

■身近な広島商工会議所(公共経営学科1年 Sさん)

私は広島商工会議所を訪問しました。まず商工会議所とは何をしているところで、どんな目的を持っているのか、事前学習をしても中小企業の経営支援していることしか分かりませんでしたが、実際にお話を聞き分かったことは、中小企業の経営支援の他、政策要望、地域振興にも取り組んでおられるということです。
私がこの3つの中で意外だと感じたのは地域振興の活動です。その理由は、地域イベントの開催です。ひろしまフラワーフェスティバル、ゆかたできん祭、ひろしまフードフェスティバル、ひろしまドリミネーションなど、広島県民なら1度は訪れたことのあるビッグイベントの開催を担っておられます。予想外の活動でしたが、広島商工会議所の使命に記載されている「広島の繁栄」にあたると考えると納得できました。中小企業の人たちでなければ広島商工会議所と関わることなどないと考えていましたが、イベントに参加することが広島商工会議所と関わるということだと分かりました。
2つ目の理由は体験型の修学旅行の誘致を行っておられることです。近年少なくなっている修学旅行での農山漁村生活体験ホームステイ(民泊)、地域住民との交流や普段できないような体験を広島・山口両県にまたがる8市町で誘致活動を行い様々な学校が受け入れ実施されています。修学旅行といえば煌びやかな都会や観光施設を想像しますが、それは大人になってから自分で行くことができます。若いうちに農業や漁業に触れることで将来の夢が広がると考えました。

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広島商工会議所は会員への支援を多く行っておられます。中でも創業・開設永年継続企業表彰というサービスに関心を持ちました。企業の節目である創業または開設20周年(以後は10年刻み)を迎え、かつ3年以上広島商工会議所会員として継続しておられる企業に対し、毎月創業(開設)月別に永年継続企業の表彰を実施しておられます。会員へのサプライズのようで、モチベーションアップにもつながるのでは?と考えました。話をしてくださった職員さんから「開設20周年で表彰される企業はどれくらいあると思いますか?」と質問をいただき、私は15%と予想したのですが、答えは3%でした。経営とは難しいという現実だからこそ様々な面でサポートを行っておられるのだと考えました。さらに驚いたこととして個人事業の家業が40年で表彰されていたということです。永年継続企業の表彰こそ最も関わりのないものだと考えていましたが、個人事業を営む家庭には意外と関わりがあり身近なものだと考えました。

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いずれ広島商工会議所が移転するということもお聞きしました。その目的は、紙屋町・八丁堀地区の活性化に向けたリーディング・プロジェクトとして、基町駐車場周辺の再開発により、事業機能の高度化を図ることができる機能・仕様を備えた高規格オフィスや、国際会議等のMICEの需要に対応し、都心における観光や様々なニーズを踏まえたラグジュアリーホテルを整備するためだそうです。ホテルを整備することでより人々との関わりがより増え、私たち市民にとって身近なものになっていくと考えました。

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今回の見学実習を通し、地域社会のために多様な業務をこなすという点では公務員と似ている点を感じました。また、広島商工会議所は行政機関ではありませんが、公共性の高い分野であり私たち市民にとって身近な存在であると感じました。