2025年8月1日から9日間にわたり開催された青少年国際平和未来会議(IYCPF)に参加した、公共経営学科1年の山本春花さんにインタビューをし、活動を振り返ってもらいました。

　

　

▶青少年国際平和未来会議(IYCPF)とは？

広島市が行っている国際的平和事業のひとつです。広島市の姉妹・友好都市等、世界の国々の青少年と広島市の青少年が互いに世界平和について考え、意見を交換し合うことにより、友情と相互理解を深めるのが目的です。また、世界各国の青少年に核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願う「ヒロシマの心」を伝え、次世代を担う青少年の世界平和への意識を高めることにより、グローバル人材の育成を図ることも目的としています。

　

▶参加を決めたきっかけは？

この事業に参加したいと思ったのは高校2年の時です。毎年秋に広島国際会議場で、国際交流に取り組む団体等が展示発表などを行うイベント「国際フェスタ」が開催されています。2年前、この「国際フェスタ」に参加した際に、IYCPFの事業報告を聞きました。発表の中で、「言語が違っても、音楽で人はつながることができる」という参加者の言葉に感銘を受け、私も英語や自分の特技を活かして世界中の人とつながりたい、いつかこのプログラムに参加したい、と思うようになりました。

　

▶実際に参加して感じたこと、やりがいを教えてください

今年は、世界15か国17都市の青少年49人が広島市に集まりました。当初は、英語力に自信が持てず、発言することをためらっていました。しかし、周りの参加者が優しく声をかけてくれたおかげで、しだいに恐れずに発言できるようになりました。お互いの国の観光地を紹介し合ったり、言語を教え合ったりする中で、徐々に仲を深めることができました。
4日目から始まったグループディスカッションでは、自分の実力不足を改めて実感しました。特に、海外参加者は何の議題に対しても自分の意見を持っているように感じました。自信の有無以前に、日頃から環境問題や人権について考え、自分の意見を持つことが大切だと学びました。このプログラムに参加して、英語力の高い日本の参加者、母国語ではない英語を流暢に話す海外参加者と出会ったことで、英語の勉強をもっと頑張ろうと思うようになりました。今後も、広島に住むひとりの大学生として、平和についての学びを深め、世界恒久平和の実現に向けて行動していきたいです。

　

▶このような活動に興味のある人へ

こうした活動に興味があっても、参加する勇気がない、探し方がわからないという人も多いと思います。まずは、「国際フェスタ」のようなイベントに積極的に参加してみることが大切だと思います。勇気が出ない、という方は、友達を誘ってみてはいかかでしょうか。もちろん、一人で参加しても、そこで新しい出会いがあるかもしれません。ぜひ、公共団体のHPをチェックしてみてください！様々な活動、イベントが案内されています。まずは、その中から、少しでも興味のあるものに参加してみてください！きっと新しい世界が広がっていますよ！

　

▽詳しくはこちら

https://www.city.hiroshima.lg.jp/living/kosodate/1032130/index.html

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