

広島広域都市圏協議会で3年生がPBLの活動成果を発表しました
2023.02.20
2月10日、岩国市内のホテルで開催された広島広域都市圏協議会にて、28市町の首長が見守る中、3年生が最終成果を発表しました。
これは「広島広域都市圏地域貢献人材育成支援事業」の支援を受けて実施した授業「公共政策演習Ⅱ」において、江田島市・竹原市と連携して取り組んだPBL(課題解決学習)の最終報告です。
今年度は「魅力ある特産品の高付加価値化による経済活性化」をテーマに、江田島市の「紙布」と竹原市の「竹細工」に焦点を当て、新規需要の開拓を目的とした新商品の開発やPR戦略の立案に取り組んできました。
授業では3つのチームに分かれ、自治体や事業者の方々の協力を得ながら現地調査・ディスカッション・アンケートによるニーズ分析・試作品製作までを行いました。
① | 「竹細工製作体験&アフタヌーン・ティーをセットにしたオプショナルツアーの提案」 |
② | 「江田島発!ライトエコ×オシャレ×社会現象を目指した紙布スリーブの提案」 |
③ | 「万華鏡体験キットによるインバウンド観光の活性化」 |
この日は、3チームのうち代表として②のチームが、現在、国内での製造・販売が江田島市・静岡市の2社のみとなった「紙布(しふ)」の端材を用いた「スリーブ」(紙コップ等で提供されるドリンクの保温や滑り止めの役割を果たすもの)を提案しました。
発表後の質疑応答では、江田島市の明岳(あきおか)市長から「江田島市が誇る紙布を広くPRしてくれたことが嬉しい。また、今すぐにでも販売できそうなくらい今後の展開が具体的に描けている」とお褒めの言葉をいただきました。この成果を励みに、今後も公共経営学科では、自治体・地域の皆様と連携しながら広島県の課題解決に取り組んでいきます。
(左から、竹原市の今榮 敏彦(いまえ としひこ)市長、江田島市の明岳 周作(あきおか しゅうさく)市長、紙布チームのメンバー4人 ※写真撮影時のみマスクを外して撮影)