

行政と連携した地域課題解決プロジェクト2025in呉市 vol.1
2025.09.18
今年は呉市役所の全面協力のもと、9/4木~5金に1泊2日で恒例の学科プログラムに行ってきました。台風接近に伴い大雨の影響が心配されていましたが、天候も味方をしてくれました。
(被害に遭われました皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災された方々におかれましては、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます)
では、公共経営学科の特色のひとつである「学科プログラム」の魅力を連載でお届けします!
この学科プログラムは、1年生全員と上級生の希望者が参加する宿泊研修で、毎年夏休み中に実施しています。まず、1日目は庁舎見学からスタート。2015年に建て替えられた庁舎はまだ美しく、呉市の行政に関して全体説明のレクチャーを受けた7階からは灰が峰を見渡すことができ、呉らしい町並みを感じることができます。
呉市役所の概要をお聞きしたところで、呉氏がサプライズ登場をし、私たちを歓迎してくれました。呉氏は、翌日から台湾を訪問し、「中元祭」というお祭りに参加する予定とのことで、忙しい合間をぬっての歓迎サービスでした。実は、台湾で「呉(Wú)さん」という名字は約95万人もいる代表的な姓で、その縁に着目した市は、8年前から観光施策の一環として、市と同名の「呉氏」が市を訪れた際に特典が受けられるサービスを始め、台湾最北端にある基隆(キールン)市との姉妹都市提携も結んでいるそうです。
その後、10班に分かれ、人事課・危機管理課・商工振興課・住宅政策課・議会事務局の5つの課をスタンプラリー形式で巡り、本学OGを含む職員の方々から直接業務に関するお話を伺い、質問にも答えていただきました。防災対策として市がどのような準備をしているのか、移住定住を促進するためにどのような工夫を展開しているのかなどをお聞きし、実際の議場も見学させていただくという貴重な体験もしました。
後半は、主体性・働きかけ力・創造力など社会人基礎力が試される【秘密のグループワーク】を体験。チーム発表では、役になりきったユニークな発表もありました。市職員として働くには、正確さや迅速さといったスキル以外にも、個を活かした仲間づくりや即興でストーリーを創り上げていく力も鍛えていく必要があるということがわかりました。
⇒続きは、次号vol.2をお楽しみに!