本学薬学科　機能形態学分野（平野講師）による研究成果 「Chemical Probe Approach Reveals Endo-α-mannosidase Triages Misfolded Glycoproteins in the Calnexin/Calreticulin Cycle」が、「ACS Chemical Biology」誌の2025年11月号の表紙を飾りました。

本論文では、化学プローブを用いたアプローチによる、小胞体では初めてとなる糖鎖切断活性（小胞体エンドマンノシダーゼ活性）の発見、を報告しています。そして、小胞体で新生糖タンパク質の成熟（機能的な折畳み）を促進するカルネキシン/カルレティキュリンサイクルから、成熟できない不良品の糖タンパク質がどのように排出されるか解明しました。

なお、本研究は、成蹊大学、大阪国際がんセンター、メルボルン大学、大阪大学との共同研究成果でもあります。