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医療免疫学分野による研究成果がMethods in molecular biologyに掲載されました

2020.05.13

  • 学科コラム

本学薬学科 医療免疫学分野(森本教授、佐藤准教授)による研究成果「The OAAH Family: Anti-Influenza Virus Lectins.」が、「Methods in molecular biology」に掲載されました。

高マンノース型糖鎖は、インフルエンザウイルスをはじめ、様々なウイルスの表面蛋白質に存在しており、同糖鎖に結合特異性を示すOscillatoria agardhii agglutinin homologue (OAAH)レクチンは、ナノモルレベルの幅広い抗ウイルス活性を示すことから、感染阻害薬としての応用が期待されています。立体構造解析により明らかにされた詳細な糖鎖認識機構に基づき、抗ウイルス活性を増強した変異蛋白質の作製にも成功しており、新型コロナウイルス等への適用にも興味が持たれ、今後の研究の進展が期待されます。なお、本研究は広島大学との共同研究成果でもあります。

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