

カナダ語学研修は2週目に入りました(SEECレポート2)
2019.02.22
ヴィクトリアでの生活も2週目を迎えました。当初の時差ボケもなおり、学生はこちらの生活に徐々にではありますが馴染みつつあります。
今週のニュースはなんと言っても例年にない大雪が降ったことです。2月11日の午後から雪が本格的に降り始め、12日は何と大学閉鎖となりました。地元の人にとっても「こんなことは普通ない」とのことで、世界的な寒波の影響なのでしょうね。大学はお休みとなりましたが、白いヴィクトリアの街を見るというのも貴重な経験だったかもしれません(でも、歩くときには転ばないよう注意!)。
雪でおおわれたヴィクトリアのダウンタウン
今週の授業では人形(パペット)を使った活動がありました。児童教育における演劇、またパペットを媒介としたコミュニケーションという観点からワークショップを行いました。まずはウォーミングアップとして、グループで動作と発声の練習です(声と動作をシンクロさせること、そして身体表現としての発声法など、多くのことを経験的に学んでいきます)。
ペアで押し合いをしながら発声練習!
動作と発声練習の後は、着ていたコートを使っての動物作成をしました。普段とは違う視点から「何でも遊びの材料になりうる」ことを体験します。学生が作る動物も実にさまざまで、モモンガを作るペア、恐竜を作るペアなど、創造性を存分に発揮していました。
さて、何を作ろうかな?
パンダを作ってみました。どうですか?
授業を担当するフィル先生が持参したパペットはなんと80〜90体!学生は自分でパペットを選んで鏡を見ながら、パペットに生命を吹き込むべく練習をしました。
鏡を見ながら、パペットに生命を吹き込みます。うまくできるかな?
児童教育を学ぶ学生は、あらゆる方法で子どもとコミュニケーションがとれなくてはなりません。フィル先生からは特別支援教育におけるコミュニケーションについてもお話があり、学生にとってはいろんな気付きが得られる体験だったのではないでしょうか。
お気に入りのパペットと一緒に記念撮影です。残り2週間頑張ります!
海外で生活することで語学力を高めるだけでなく、多様なものの考え方を体験的に学ぶことができます。また、普段とは異なる環境で五感をフルに使いながら表現することで、コミュニケーション能力をより高めることもできます。将来、多様な個性をもつ子ども達と接することになる学生にとってこの経験は貴重な財産となることでしょう。カナダ研修はあと2週間残されていますが、さらに積極的にこちらでの学びに取り組んでほしいと思います。