昨年に続き第2回目となる公開セミナーに、小学校から高等学校までの現職の養護教諭16名が参加してくださいました。学生も2年生から4年生まで19名が参加しました。前回の参加者の希望により、「養護教諭が行う保健指導および保健教育指導の実際」について、講義の後、各自が持ちよった指導案をもとに意見交流を行いました。経験豊富な養護教諭が中心となり、新任養護教諭が4グループに分かれての交流は、日々の実践についての不安や疑問の解消につながったようでした。

さらに、「自己研鑽して養護教諭の指導力の基盤を作っていきたい」「教員と連携しながら一緒に指導案を練っていくことの大切さを学んだ」と、職務への前向きな思いを聞くことが出来ました。また、参加した学生からは、座学で学ぶことがほとんどであったが、実際の話を聞く中で、養護教諭として働く際のイメージを以前より増して持つことができ、現職の先生方の話から、実践を積み重ね、専門性を活かした指導案づくりに取組みたいと強い意志を持ったようでした。【宮本香代子】