

教職キャリアに関する教育講演会を開催しました(幼児教育コース)
2022.12.22
講演会は初等教育コース、幼児教育コース、養護教諭コースの三会場に分かれて行われました。
幼児教育コースの講師は、廿日市市にあるかえで幼稚園教諭の荒木加奈先生にお願いをし、快くお引き受けくださいました。児童教育学科の幼保コースの学生約200名が聴講いたしました。
講演題目は「先輩が語る保育者の仕事の面白さや喜び」です。荒木先生は安田女子大学児童教育学科を2010年に卒業された方で、学業成績は優秀であり、実習先での評価も高く、ピアノ演奏技術も優れ、表現を得意とされた方でした。
講演内容は、ご勤務されているかえで幼稚園の紹介、幼稚園の一日の流れを通しての幼稚園教諭の仕事内容、おすすめの保育技術、在学中に取組んだ方が良いことなどでした。初めての幼稚園実習が2月にある2年生、就職直前の4年生、それぞれにとって一番聞きたいお話ばかりで、学生は、大変に集中して聞き入っていたようです。
育休だった荒木先生は、0歳の長男さんとご一緒に講演をしてくださり、学生にとってはかわいらしい赤ちゃんの姿と、結婚や育児をしながらも幼稚園教諭として勤務していくという憧れの姿が魅力的に映ったようです。お勧めの保育技術としてウクレレをご紹介してくださり、コードを覚えたらどこでも子ども達の表現活動の伴奏などができることを実演で披露してくださいました。
講演後も、荒木先生のもとに質問や赤ちゃんに会いに来る学生がたくさんいました。また、学生アンケートには、「『在学中に努力したいことは、自分を磨くことだ。保育は良くも悪くも自分が出る』と言っておられた。自分の好きなことを好きになってくれたり、逆に自分の苦手なことは苦手になってしまう。私は虫が苦手だが、在学中に克服するか、工夫して子どもには伝わらないようにしたい。そして当たり前のことを当たり前にして、いつも子どもに見られていることを意識して真似されてもいいようにしたいと思った。」と、在学中の学びの意欲を向上した声がたくさん寄せられました。【西川ひろ子】