広島市消防局安佐南消防署上安出張所による「普通救命講習」が7月2日に開催され、養護教諭・保育士を目指す学生15名が参加した。講習内容は、傷病者を救命するための心肺蘇生、自動体外式除細動器（AED）を用いた電気ショック、異物で窒息を来した場合の気道異物除去などの実技であった。資料をもとに事例ごとに実施された実技演習は大変分かりやすく好評であった。また学校現場から119番に通報されるさまざまな事例や家庭内で起こる幼児から高齢者の事故等の説明は、対応の内容が具体的で得るものが多かったようだ。傷病者に遭遇した場合、1秒でも早い応急手当の開始と119番通報によって救命率が上がる事など、命のバトンを繋ぐことの重要性を学ぶ機会となった。【新沼正子】