

「小学校教諭の役割とやりがい」教育講演会開催
2022.05.20
5月12日(木)、「小学校教諭の役割とやりがい」をテーマに本学科学生への教育講演会が開かれました。
小学校の先生のことはいつまでも懐かしく思い出すことができます。幼い子どもから大人への入り口に差し掛かる児童期の6年間。著しく成長する子どもたちに小学校の先生はどのような役割を果たすのかを考え、近い将来の仕事やこれからの生き方を考える機会にしてほしいと願い、本学科1年生~4年生の希望者を対象にした講演会でした。
講師はいずれも長年にわたり小学校の先生や校長先生を経験され、教育実践のキャリアが豊富な本学科の二人の先生方です。授業づくりの面白さや児童の成長の様子、教師の言葉が児童に及ぼす影響、さらに6年間の成長を目の当たりにする小学校教師の喜びなどについて興味津々の話題でした。
授業のアイデアは何処から生まれるか、児童の想定外のリアクションこそ想定内、高学年の児童は怖いか? 児童への対応の仕方や先生の表情、子どもを見つめて認めることの大事さ、「ブラック職業」と言われることもある教師の本当の姿ややりがいなど、実践経験に基づいたお話に、聴講した学生は笑いのなかに真剣な面持ちで聴き入っていました。
講演会後の学生の声の一例です。
「小学校の先生は大変そうだと思う気持ちより、楽しそうだな、やってみたいなという気持ちの方が大きくなった。」(1年生)
「小学校の先生になった自分を想像すると、上手くできずにあたふたとしているところや悩んでいるところしか思い浮かばず、自信がなくなっていました。しかし、お話を聞いて、子どもにとって忘れられない存在になりたい、同僚から助けてもらいながらならできるのかなと、少し前向きな気持ちになりました。」(2年生)
「小学校の先生に対してのイメージが具体的になりました。授業は大変そうだなとか、ブラックそうだななど、マイナスなイメージしか持っていなかったけど、お話を聞いて楽しそうな話がたくさんあったので、頑張って先生を目指そうと思うことができました。」(3年生)
「採用試験を控え、来年の自分自身の様子を想像するようになった今、実際のエピソードから教師はやりがいがあり、楽しく面白い仕事であることを知り、小学校の先生になりたいという思いがより強くなった。」(4年生)
講話を聴いて、自分の小学校時代の先生方のことを思い浮かべながら、その存在の大きさを見つめなおした学生も多かったようです。「先生方が小学校の先生をされていた時のお話をされる姿が、とても楽しそうだった。」という感想も印象的でした。【徳永隆治】
熱心に聴き入る参加学生
データに基づいて教職の実態を知る
授業づくりは面白い