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養護教諭のための公開セミナー(兼 新任教師バックアップ研修会)を開催

2024.09.24

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今年で第3回目となる公開セミナーは、現職の養護教諭(小学校)12名が参加してくださいました。学生も3・4年生13名が参加しました。前回の参加者の希望により、「子供たちの健康・安全を護る危機管理―救急体制の実際―」についての講義の後、養護教諭が目指す「学校の救急体制」をイメージしながら、学校規模・学校の立地・医療機関・学校組織・保健室備品などのあるべき内容の意見交流をしながら体制づくりを考えるワークショップを設けました。課題解決に向けた方策も考えることができたようです。その後、各自が持ちよった学校の救急体制をもとに実際の取組を交流しながら、改善の方向性を見つけたりすることもできました。学校では一人で考えることも多い中、現職養護教諭に4グループに分かれていただき、学生も参加した意見交流を行いました。
現職の養護教諭の方々からは、「専門職のスキルを磨き、現場での実践に反映できることができる。参加してよかった」「緊急体制について悩んできたので、多くの実践やアイデアが聞けて勉強になった」「学校の救急体制を見なおす機会となった」「職場では聞くことができない情報が大学の先生から聞くことができ、明日からの方向性や重要な示唆を頂けた」「本当に重要なセミナーだと思う」など、多くの感想をいただきました。現職の先生方の期待に少しでも応えられたと感じました。
さらに参加した学生の3年生からは、「漠然とした不安が、実際の取組を聴けて少し不安が軽減しました」「現職の先生から、救急体制は他の教職員を巻き込み学校全体で体制を整える」「養護教諭自身が知識・技能を高めて発信力を持つことが必要である」、4年生からは「各学校の規模や実態に合わせて、救急体制を整えることが重要と理解できた」など、それぞれの参加者から『命にかかわる重要なことを学校で再検討したい』など『今日の学びを忘れないようにしたい』など強い意志を感じることができ、参加された養護教諭とその職を目指す学生のベクトルが一つになったセミナーでした。児童教育学科は、卒業後のフォローアップも充実させています。(宮本香代子)

 

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前回の参加者の希望による大学教員の講義です

 

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卒業生からの発表もありました

 

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卒業生(現職養護教諭)と学生ともに大きな収穫があった一日でした