

教職キャリアデザイン(2):授業参観のまとめ・発表会
2026.03.10
「教職キャリアデザイン」(2学年履修)について、昨年12月に授業前半の様子を紹介しました。今回は、その後の学修についてお伝えします。
履修学生は、小学校を訪問して授業を参観した翌週からその内容を振り返りながらグループで協議し、そこでまとめた参観の成果を全体会で発表しました。2学年9月に安田小学校で行った教育実習の経験とも結び付けながら、授業中の児童の様子や先生の指導の工夫などについて、さまざまな視点から気づいたことを整理していました。
発表会では各グループが15分程度のプレゼンテーションを行い、訪問した小学校の概要や、校長先生・担任の先生から伺った話、授業参観を通して考えたことや学んだことを共有しました。
発表内容は、「児童が友だちの意見を聞いて『確かに』と受け止めていた」「間違いを恐れず発言していた」など学級の雰囲気に着目したり、授業の流れ、先生の問いかけ、児童への臨機応変な対応、個々の児童を認める言葉かけ、板書やタブレット・電子黒板の活用方法などを取り上げたり、教室内のレイアウトや掲示物の様子を紹介したりして多岐にわたりました。参観した学校や学級の特徴に気付き、先生方に共通する指導の考え方や具体的な手立てについて考え、教育活動の実際に触れて教師の役割を学び取ることができたようです。
各グループの発表後には担当教員からのコメントに続き、客員教授の尾形完治先生(元広島市教育長)に講話をしていただきました。ご自身の小学校での学級担任や学習指導の経験、さらに長年の教育行政の中で大切にされてきたことを踏まえながら、学級づくりや学習指導の在り方、教員としての考え方についてお話していただきました。先生には事前に小学校で参観した授業のビデオを視ていただいており、授業中の具体的な場面に従って話を進められたので学生も分かりやすかったようです。
本授業の全プログラムを終えたレポートに「どんな先生になりたいのか、どんな授業をつくっていきたいのかを考えられる、とても充実した時間になった」「教師の専門職として欠かせないと感じたのは、『子どもの安心感と関係づくり』である」「一歩前にチャレンジでき、笑顔あふれるクラスをつくりたい。そのために、子どもの意見や感情を丁寧に受け止め、失敗を恐れず挑戦できる雰囲気を育てることが大切だと思った」など、この学修の充実ぶりが感じられる様々な感想が見られます。近い将来に目指している教師像を具体的に思い描いている様子が伝わってきます。(徳永 隆治)


