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児童教育学会第25回研究大会レポート

2015.06.26

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 平成27年6月13日(土)、本学において児童教育学会第25回研究大会が開催されました。午前中は、口頭の研究発表・ポスター発表と幼児教育ラウンドテーブルが行われました。総会を挟み、午後からは広島大学大学院教育学研究科講師の松宮奈賀子氏による基調講演に続き、3会場に分かれてワークショップが行われました。
 研究発表会場では、例年にも増して緊張感に包まれた発表と質疑が展開されました。幼児教育ラウンドテーブルでは、英語を用いた斬新な幼児教育の実践事例が次々に提案されました。ポスター発表は、若い教員・保育士たち中心の実践的な研究が発表され、参会者との活発な意見交換がなされました。研究発表とポスター発表の件数自体は昨年より少なめでしたが、幼児教育ラウンドテーブルの内容が先進的だったこともあり、午前中の段階で250名ほどの会員が参集しました。
 午後の部は、「グローバル化時代を生きる子どもと英語教育」と題された基調講演から始まりました。松宮奈賀子氏は、単なるパターン学習の英語ではなく、子供たちの本当の想いを伝えるコミュニケーションであるAuthenticity(真正、本物)を常に意識し、「目的」に応じた活動を行う必要があることなど、これからの時代の英語教育への期待を語られました。ワークショップでは、小学校の教員3名から、英語教育やグローバル人材育成の在り方について、具体的な授業実践やアクティビティーが提案され、様々な実践イメージを膨らませる貴重な機会となりました。

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