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「小学校1年生の壁」をテーマに、情報番組「ピタニュー」に出演!

2023.04.20

  • 学科コラム

4月12日(水)、児童教育学科の五十嵐亮先生が、広島ホームテレビの情報番組「ピタニュー」にコメンテーターとして出演しました。

「小学校1年生の壁」をテーマに、一般の方から悩みが寄せられました。番組で取り上げられた内容を一部紹介します。



●小1の壁で、保育園の頃から生活が一変し、学校に行きたくないという子どもにどう接すれば良いのでしょうか?

4月に新しく小学校に通うようになると、環境の変化に伴って子ども達自身が様々なギャップや戸惑いを感じる場面も出てこようかと思います。特に「小1の壁」に対応するなかで子ども自身の生活リズムが大きく変化したり、長時間家を離れる日が多くなったりすると、学校に行くこと自体にストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。先ずは、負担を感じている子どもの話に耳と心を傾けて、その気持ちをしっかりと受け止めていただければと思います。特に小学校1年生ですと、自分の気持ちをうまく言葉で表現できないこともありますので、何が子どもに「学校に行きたくない」という気持ちにさせているのか、丁寧に話を聞いていただければと思います。学校に行くことのどのあたりにストレスを感じているのか、もしかしたら、学童保育で一緒に過ごすお友達とうまく合わないことや、遅い時間に習い事をすると全然遊べないこと、おうちの方と一緒に過ごす時間が短いことへのストレスを、「学校に行きたくない」という言葉で伝えているのかもしれません。子どもの思いを丁寧に受け止めながら、少しでもストレスが軽くなる方法を検討していただけたらと思います。

●お風呂や宿題など嫌がる子どもへの声かけ方法は?

子どもが小学校に通い始めると、家で過ごす時間にもスケジュールを決めてやらなければならないことが増えます。決まった時間までに終えないと就寝が遅くなりますので、早めの取り掛かりを促したくもなりますが、気の進まない子どもに対して「〇〇しなさい!」と声掛けしてもうまくいかないことが多いことは、よく経験されているかと思います。子どもに限らず私たち大人も同じですが、指示されたことよりも自分で決めたことの方が、スムーズに気持ちを切り替えて取り組みやすくなりますので、「〇〇しなさい!」ではなく、「お風呂、あと何分したら入る?」「宿題は今日する?しない?」と子どもに聞いて、先ずはその要望通りにさせてみるのはいかがでしょうか。しなければいけないからと強い言葉かけをしますとお互いの負担になりますし、お風呂も宿題も実際にするのは子ども自身で私たち大人ではありませんので、少し距離を取って子どもに任せるぐらいでよいのかもしれません。

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