

初等数学Ⅰ・Ⅱ
算数教師としての力量を高める
子どもたちに算数を教える場合、数学の発生と発展をみる視点や数学とは何かという問いかけが必要です。この講義では、算数指導の立場から、これまで学習してきた初等数学の意味を見直します。
図画工作科教育法
図画工作科の指導力
図画工作科の目標や内容について理解を深めるとともに、各学年の目標や内容について具体的題材を取り上げながら基本的な理解を図り、教師としての基礎的な資質や能力の向上をめざします。
教育課程論
カリキュラムの編成と実践
学校教育における教育課程は、日本社会の経済や政治、世界での日本の役割、子どもたちの成長・発達の状況、父母の願い等によって常に変化と発展が求められます。教育課程の意義、編成の原理と方法、教師の役割などについて学びます。
教育心理学
教育を支援する心理学
人は教育を受けることで「人」になります。教育心理学はそうした教育を「こころ」の面から支援する学問です。人が「人」になるために必要なことは何かを心理学を通して一緒に考えていきたいと思っています。
教育史
現代教育を理解するための歴史探求
今後、大学入試が知識の活用力を重視する試験に変わります。この考える力を重視する教育は、大正時代にも戦後にも行われました。その教育の歴史を分析することによって、現在の教育を理解することをめざします。
教職キャリアデザイン
「どんな先生になりたいか」を探して
教育実習・ボランティア活動での学びを踏まえて、少人数での意見交換を重ねます。教育現場で直面するさまざまな問題にどう取り組むか、自分なりの思いを語り合う中で、次に学ぶべき課題が見えてきます。
初等理科Ⅱ
理科の不思議を楽しく調べる
身の回りで起こるいろいろな現象は、理科的な内容を含んでいるものが沢山あります。実験や観察を通して現象を調べ、「なぜ?」を少しずつ明らかにすることにより、理科の不思議を楽しく身近なものにします。
英語科教育法
小学校での効果的な英語の教育法を探る
2020年度から小学校で英語科が必修になりました。この授業ではその目的や意義を確認した上で、第二言語習得研究や発達心理学の知見も踏まえて、効果的な指導法、指導技術、教材および評価等について学びます。
教職実践演習
「教育のプロ」を志す者として
卒業を控えた4年生が、教師を志した4年間の学び(専門科目や教育実習など)を総括してディスカッションをしたり、教育の事例研究を行ったりして、教育専門職としての集大成を図ります。
「教職キャリアデザイン」の授業は、教員をめざす学生が、将来像を思い描く場です。授業参観や教育実習、ボランティア活動などの実体験を踏まえながら、「子ども理解」を深め、指導の心構え・方途など、教育現場で直面するさまざまな問題を少人数で語り合います。より多面的な視点で教育をとらえながら、「自分はどんな先生になりたいか」「何を学べばよいか」といった各自の学修課題が描き出されます。
子どもに「生きる力」を育むうえで、野外体験活動は近年ますます重要度を増しており、教員には野外活動の指導者としての実践力が求められています。「野外活動演習」では、野外活動の基礎的な知識・技術を体験的に学ぶことを通して、自然と文化の保護・発展に寄与しようとする意識を養いつつ野外活動の意義を学びます。こうして、教育活動として子どもを野外で指導するための総合的な資質・能力を高めることをめざしています。
本学科では、小学校における英語教育に必要な理論および実践に関わる領域の理解を深めるため、教育者養成に特化した英語学修と文化・教育体験ができる「海外教育語学研修(SEEC)」を用意しています。カナダのブリティッシュ・コロンビア州ヴィクトリアに約1ヵ月間ホームステイをしながら、ヴィクトリア大学で授業を受けます。地元の小学校をはじめとした教育機関を訪問する中で、子どもたちと積極的に文化交流を図り、先生方と活発に情報交換を行います。また、名所旧跡への訪問やカーリング体験など、異文化体験活動も豊富に取り入れています。
※SEEC=Seminar for English and Education in an International Context