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子ども達から初めて「先生」と呼ばれた感動

2024.05.07

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4月23日、今年の幼稚園ボランティアがスタートしました。一年生(現児童教育学科)は実習に向けた身なりや所作や事前準備を学び、少し緊張気味で幼稚園の門をくぐります。玄関で園長先生に朝の挨拶をしている向こう側から、「おねえさま先生だ」「おはよう、おねえさま先生」と可愛い声が飛んできます。初めて「先生」と呼ばれることの緊張と喜びを感じる最初の出会いです。


安田女子大学に入学して間もないこの時から保育現場と大学での理論とを往復しながら学びます。1年生前期のボランティア内容は保育環境を整えるお手伝いです。子ども達に送られるカードを作ったり、教材準備に携わります。幼稚園の先生から依頼された内容を復唱し、作業をした後に報告をする。途中で不明なことがあれば相談する。保育現場では「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」が最も重要です。


1_S__160432130_0.jpg「たくさんあるカードですが、子ども一人一人にとっては大切な1枚です」との園長先生のお話しを聞きて、丁寧に作っています。


そして、2年生になると後期の幼稚園実習に向けた事前体験となるために、各クラスでの保育に参加します。ここでもおねえさま先生は大人気。自由な遊びの時間では、子ども達が自分で描いたり、つくったものを見てほしいとたくさん集まってきます。また、一緒に遊びながら、ついつい甘えてしまう子どもたちの姿も見られます。


2_S__160432130_0.jpg「ねえねえ、おねえさま先生、みてみて、これはね」っと子ども達の話に耳を傾けます。


3_S__160432132_0.jpgおねえさま先生とお話ししたい、一緒に遊びたい子ども達がどんどん集まってきます。


4_S__160432135_0.jpgいつの間にかおねえさま先生のお膝にのってお話をしています。


この経験は来年度からスタート予定の幼児教育学科(届出設置書類提出中)の「幼児教育インターンシップ」という科目に引き継がれる予定です。
実習以外での保育現場と大学での理論を往還的に学べるのは幼児教育学科の特徴です。


5_S__160432134_0.jpg幼稚園の先生の子どもを夢中にさせるお話しの仕方や豊かな表情に感動したようです。


文責 西川ひろ子