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授業紹介「子どもと表現」 子どもたちの豊かな表現の世界を探求する

2025.11.25

  • 学科紹介

「子どもと表現」は、保育内容における領域「表現」に関する専門的な知識と、子どもへの具体的な指導・援助に関する基本的な考え方を学ぶ授業です。
この授業の目標は、領域「表現」の基本事項を理解し、子どもの表現の姿とその発達を促す要因、そして子どもの感性と創造性を豊かにする様々な遊びや環境の構成について、音楽的表現、身体的表現、造形表現の3つの側面から知識と技能を修得します。
授業スタイルは4名の教員が行うオムニバス形式です。音楽、造形、身体表現など様々な専門的な視点から学びを深めます。
今回は、その中から「造形表現」の授業を紹介します。授業では、紙袋を使ったお面造りを通じて、ポール・ゴーギャン、アンリ・マティス、パブロ・ピカソらにも影響を与えたプリミティブな作品を参考に、オリジナルのお面製作を行いました。これは、芸術作品からも保育の教材研究が可能であることを学ぶためです。
具体的には、コートジボワールのバウレ族、ナイジェリアのイボ族、カメルーンのバミレケ族、コンゴのペンデ族、マリ共和国のドゴン族といった様々な民族の仮面や、仮面を使った祭事の様子を動画で鑑賞し、学びを深めました。
この実践を通して、保育者自身が子どもや幼稚園・保育所等の実態と環境に合わせ、柔軟に教材研究をする必要性を認識し、その方法の一つとして美術作品や民族の作品を参考にすることが選択肢を広げることについて考えました。
みなさんも本授業で、子どもの表現を引き出す奥深い技術と視点を身につけてみませんか。 
【文責:柿原 岳史】

 

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