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卒業論文発表会

2025.01.20

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教育学部児童教育学科の卒業論文発表会が開催されました。児童教育学科の幼保コース(養護教諭希望者を含む)に所属する学生82名も一年半にわたって取り組んできた研究課題について発表を行いました。


卒業論文は大学での学びのまとめであり、各自が研究したい関心事をテーマにして取組みます。そのため、テーマは、保育実践から保護者支援、障害児保育、児童虐待防止など多様です。


また、卒業論文を作成するにあたってゼミに所属し、担当教員から指導を受けます。それぞれの先生方の指導方針はゼミごとで特徴があり、同じテーマであっても研究方法が異なるなど特徴が現れます。研究方法は文献分析、アンケート調査、聞き取り調査、現地取材、保育参観など様々です。


まとめられた卒業研究は、卒業論文として冊子にまとめられるだけでなく、研究発表も行われます。各自、10分間の研究発表の後、質疑応答が行われます。研究発表のスライドや原稿を作成する時も今までの大学での学びが生かされます。発表会の司会進行は3年生が担当します。また、来年度にゼミ選択をする2年生はもちろん、1年生も卒業論文発表会に参加し、真剣に聴講していました。


発表後、4年生は「私は「保育現場でのASD傾向がある幼児への支援-社会性に着目して-」の題目で1年間卒業論文の研究を行いました。学び考え、深めていくことに意味があり、研究していくうちに障害児保育について興味がより湧きました。先生方に教えていただいたように、卒業論文だけで学びを終えるのではなく、これから保育士となってからも学び続けたいと思いました。研究に関わっていただいた先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。また、他学生の発表を聞いて、新たな考えを知ることができ、とても学びになりました。」と感想を伝えてくれました。


また、3年生からは、「卒論発表会に参加させていただいて、卒業論文の組み立て方や研究方法についての学びを深めることができました。文献調査を通して新たな疑問や不明点を見つけ、アンケートやヒアリング、参観調査などを通してさらに理解を深めて考察をされており、どれも深い内容で、とても勉強になりました。これからもっと自分の調べたい内容を深めて文献を読み、先輩方のように将来につながる論文を作ることができるように頑張りたいと思います。」との声が届けられました。


卒業論文発表会を通して、学年間での学びがつながっているようです。幼児教育学科にも卒業論文はあります。児童教育学科幼保コースの上級生からの学びが継承されていきます。


S__196247559_0.jpg10分間の研究発表はとても緊張しているようでしたが、質疑応答もしっかり答えていました。


S__196247558_0.jpg研究発表が終わった後は、指導担当をしてくださったゼミの先生にお礼を伝えていました。緊張感から解放された安心感に包まれ、今までの感謝で笑顔があふれていました。

文責 西川ひろ子