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私と英語学習の道のり:TOEICで970点を取得するまで

2018.09.14

  • 学科コラム

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(TOEIC 970点の得点票)



英語英米文学科では、学内で年4回開催されるTOEICを最低2回受検するように義務化しています。学生は大学での学びの成果をここで発揮して、今後の学習への指針を得ることができます。7月のTOEICでは、4年生の沖田桜子さんが970点という高得点を出しました。これは本学でのこれまでの最高得点です。今回の記事では、彼女が英語学習にどのように取り組んできたのかについて語ってもらいました。



この記事では、私が入学してから約3年半、どのように英語と向き合ってきたのかをお話させていただきます。まず最初に、私が資格の勉強も含めて継続して行っていることについて述べ、次に2年次後期に参加したSTAYS(北米6ヵ月留学プログラム)での学びについて述べたいと思います。

まず、私が継続して続けていることを二つ紹介します。一つめは、隙間時間を活用して勉強することです。私は大学まで長い時間をかけて電車通学をしています。その通学中の時間を活用してTOEICの問題集を繰り返し解いたり、課題をしたり、単語等を覚えるようにしていました。

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(主に使用しているTOEICの教材)

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(その他良く使っている日常会話のための教材)



二つめは、毎日の耳慣らしと口慣らしです。私の場合は、朝起きてすぐの時間や暇な時間に、ほぼ毎日TOEICの教材CD、映画の一場面、TED TALKなどを聞いてシャドーイングをしました。これは、TOEICのためだけの学習法ではなく、日常会話でも使える単語やフレーズを覚えることにも役立ったと思います。

これら二つが、主に私が今まで続けてきたことです。もちろん大学の授業もしっかりと活用し大切にして、それにプラスアルファとしてやってきました。一度にたくさんやるのではなく、毎日少しずつ継続して取り組むことが大切だと思います。

この勉強法はTOEICの得点アップにもつながり、入学してから少しずつ着実に伸ばすことができました。TOEICは1年間で50点ずつくらいの割合で伸びていきました。また、英検準一級は3年次の前期に取得しました。

英語学習に関しては、ただ漠然と取り組むのではなく、自分の中で達成できそうな目標を定期的に決めてそこに向かって学習を進めるとやりやすかったです。それがTOEICに向けての勉強であってもいいし、自分が興味のある資格でもなんでもいいと思います。私の場合は、通っている英会話教室で紹介していただいた「小学校英語準認定指導者資格」や、大学で受講していた授業の延長として「観光英語検定」でした。これらにも挑戦し取得することができました。

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(小学校英語準認定指導者資格カード・観光英語検定カード)


また、このように継続して努力することはSTAYSでの学びでも役立ったと思います。私はピッツバーグ大学に留学しましたが、留学中は慣れない環境の中で、時には思うように話せず悔しい思いもたくさんしましたが、現地で出会った他国からのクラスメイトの存在がとても大きかったです。当初は周囲のレベルの高さに引け目を感じることも多かったですが、その友人たちからの良い刺激があったからこそ負けずに頑張ろうと思えました。学校だけでなく放課後や休みの日も共に過ごし、彼女たちの英語から新しい表現や勉強方法を学びました。お互いが英語学習者だからこそ、間違いを恐れず自由に話すことができたのがよかったのかなと思います。

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(仲の良い友人3人とミュージカル鑑賞前にメキシコ料理店に行きました。)


その他には、留学中は英語で日記を毎日書いたり、その日に学んだ言い回しやフレーズをノートに書き留めておくようにしていました。日記を書く中で新しい表現も知ることができ、あとから見返した時に学んだ表現を復習することができるし、当時の自分の思いも振り返りできるのでとてもおすすめです。

私は小学校から英会話教室に週1回程度通い始め、現在も通っていますが、元々の能力が高いわけでもなく、STAYS以外の海外経験もありません。ただ、地道に努力を続けることに関しては自信があります。この長所を就職活動においてもアピールポイントとして活かすことができました。

勉強以外もしっかり楽しみつつ、大学の授業や留学を含め、今ある環境を思う存分活用して皆さんも英語学習に頑張ってください。応援しています。

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(本人近影:小学校英語関連の教材を手に)





いかがでしたでしょうか。別段帰国子女でもなく、大学の留学プログラム以外の海外経験もない沖田さんがTOEICで立派な成績を残した道のりがよくわかりましたね。ポイントは、①具体的な目標を定期的に定める ②その目標のために毎日少しずつでも継続的に努力をする ③少しの時間でも最大限に活用する ④TOEICのためだけではなく視野を広げて英語学習をする ということが言えるかと思います。皆さんも彼女の取り組みの軌跡を参考にして、ご自身の英語学習にも取り入れてみてください。次はあなたの記事を待っています!