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授業科目「英語教育の理論と方法Ⅰ・Ⅱ」の紹介

2016.09.29

  • 学科紹介

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「中学校・高等学校の英語科教員を目指して!」

3年生の教員免許取得希望者対象のこの授業では、実際の50分の授業の作り方を学びます。前期では、50分の授業の典型的な構成について理論と実例から学びます。写真のように、実際の中高の教育現場での授業風景を撮影したビデオ教材を用いて実際的に学びます。

後期では、学生は4~5人のグループに分かれて模擬授業を行います。模擬授業日の約1か月前から準備はスタートします。学生たちは、50分の授業をメンバーで分担して一つの授業をつくります。各自の担当箇所について、細案と呼ばれる詳細な授業の設計図を作成し、授業担当者が細かく真っ赤になるまで添削をします。学生は何度も書き直すようになるので、この添削は後期の半年だけで総計600枚程度にもなります。

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この作業を何度か繰り返して、模擬授業日の約1週間前に発表学生と授業担当者でリハーサルを行います。大体4時間くらいかかります。学生は手作りの教材を準備したり、コンピュータ(ICT)を駆使して授業を行ったりします。

模擬授業当日は、他の学生たちは生徒役となり、実際に授業に参加しながら、同時に批評者として模擬授業のコメントを記録していきます。そして、そのコメントに基づいて次の週では振り返りの授業を行い、理論的な整理を行います。

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この授業を通して、「授業準備では手を抜かないこと」「お互いが協力して物事を成し遂げること」「授業は考え抜いて計画すること」などを学んでほしいと思っています。そして、4年次での教育実習や教員採用試験でこの経験を活かして大きく飛躍してほしいと願っています。

担当教員 山川 健一